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だんじりの季節

2008年10月12日
 大阪南部の秋はだんじりの季節だ。そのピークがこの連休である。
 
 だんじり祭といえば、岸和田が有名だが、大阪南部から和歌山北部の紀ノ川沿いでは、かなり広範囲にだんじりが行なわれる。

 最近はあまり聞かなくなったが、だんじりには事故が多い。
 だんじりと呼ばれる屋形型の重たい山車を何十人もの人間が引き回すのである。舵とブレーキもあるにはあるのだろうが、よく利くとはとても思えない。おまけに、動くだんじりの屋根の上で踊る大工方が一番かっこいい憧れの役目である。岸和田は城下町で、昔の街道筋は狭くて鉤型に曲がっている。そこをかなりのスピードでだんじりが驀進する。いきおい角を曲がり損ねて、民家の壁を削ったり、電柱に激突したりする。だんじりから人が放り出される。
 昔は町同士が張り合うあまり、大喧嘩になることもしばしばで、「血祭」とも呼ばれたらしい。

 一度岸和田に祭りを見に行ったことがあるが、さすがに今は喧嘩も事故もないようだ。警察官が大量に動員されており、だんじりと見物客とを巧みに規制していた。
 
 ただ、だんじりそのものはやはりすごい。目の前をさーっと通った時には、総身の毛が逆立つような感覚を覚えた。
 町単位でやっているから、引き手の中に子供と若者と大人と年寄りの四世代がそろっているのも、
岸和田の町人の一生を見るようで微笑ましかった。ついでに言うと、子供から年寄りまで、みんな茶髪なのもさすがと思えた。
 
ある大学教員の日常茶飯