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乙!

2012年10月29日
2時に北旅籠町の清学院の戸をくぐると、S記者はもう来ていた。名刺交換のあと、ちびっこ用の天神机やすり減った硯、本堂の仏像などを見ながらしばらく話をする。清学院は山伏寺で、幕末から明治初期に清光堂という寺子屋を営んでいた。同じ町内で生まれ育った樽屋の定治郎、のちの河口慧海も小学に上がる前はここで学んだ。その建物が崩れ落ちそうになりながらも生き延びていたのである。これを堺市が大々的に修理して町屋博物館として再生させたことは1年以上前にこのブログに書いた。

それから慧海の生家の跡、菅原神社の御旅所などを巡った。道々話したのは、エカイとサカイの関係についてである。これがめでたく記事になったらまた紹介しよう。

それから「ろおじ」に行き、お茶を飲みながら、続きを話す。これにS賀さんも加わる。ひとつは、「へうげもの」(ひょうげもの、と読む)の絵柄は人によって好き嫌いがある、ということ。まあ確かに、万人向けではないわなあ。

S賀さんは最近、LRV研究を兼ねて岩手の三陸鉄道に乗りに行った。宮古、八戸、仙台と3泊したが、八戸の町が気に入ったとのことだった。そんな話をしているうちに、山口家住宅の入場制限時間の3時45分が近づいたので、せっかくだからS記者といっしょに行ってみることにした。

山口家住宅は江戸時代初期に建築された町屋で、国の重要文化財に指定されている。私は中に入るのは初めてだったので、まずその重厚な作りに圧倒された。この文化財ウィークに「へうげもの」の原画が一番多く展示されているのはここである。

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*いらっしゃりませ。(山口家住宅にて)

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*乙!(同)
ある大学教員の日常茶飯