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深みで助けて

2012年10月14日
予期していたわけではないが、聞いても今さら驚かないのが、いわゆる「復興予算の流用問題」である。

日本全国には老朽化した庁舎が山ほどあるだろう。大地震が起こった時、救援センターとなるべきそれらの建物がまっさきに倒壊したのではお話にならない。危険な橋も増えているはずだ。それらを改修すること自体は必要なことだ。調査捕鯨の「シーシェパード」対策だって必要なのは分かる。

しかし何もこの予算でやらなくてもいいではないか。デフレ不況対策を兼ねた財政出動は今後も必要だと思うから、別口でやってもらいたい。

大災害が起ったら、その地域に人・物・金を短時間に大量投入して、すばやく復興の道筋をつけてしまう。こういうやり方をこの国の「癖」にするべきだと思う。

思い出すのは南三陸町の仮設住宅で聞いたことわざである。

「深みで助けて浅み(浅瀬)で殺す」

被災地ではこれが今現実のものになろうとしている。急がないと人も地域も死んでしまうのだ。

ある大学教員の日常茶飯