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ダライ・ラマ法王14世から日本人へのメッセージ

2012年04月16日
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昨秋のダライ・ラマ法王の大阪・高野山大学での講演の一部が新潮新書の一冊になって発売された。

題して『傷ついた日本人へ』

巻末には、松長猊下の「ダライ・ラマ法王を迎えて」と藤田学長の「チベットと日本の絆」も収録されている。

本書は、5回、合計10数時間に及ぶ講演のエッセンスを新潮新書編集部がひとつにまとめ上げたものである。校正の段階で私もいくらか意見を述べさせてもらったが、全体としては非常によくまとまっていると思う。まさにプロの仕事である。

本書の底に流れているのは、東日本大震災で傷ついた日本人と苦しみを共にしようとする姿勢と温かな励ましのメッセージである。それは、本書の帯に次のように表現されている。

「かつての日本人は、第二次世界大戦という絶望の淵から立ち上がりました。空襲と原爆の焦土の灰から新しい国家を再び築いたのです。
 今回の震災でも、これをきっかけにさらに良い国づくりをする力があると信じています。日本人は、どんな困難にも打ち勝つことのできる、強い精神力と勤勉な国民性を持っているのです。」

先月ダラムサラでお目にかかった時も、法王はこれと同じことをおっしゃっていた。そして、そのような日本人の姿が私たちを勇気づけるのだ、とも。
この書を通じて、少しでも多くの日本人に法王さまのメッセージが届くことを願わずにはいられない。

自分が関わったことがこうやって形になるのはとても嬉しいことだが、これをバネにして次に向かわなければならない。

高野山大学の力