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リンコルを巡る

2012年04月06日
3月21日朝、リンコルを一巡りした。リンコルは、ツクラカンや法王のパレスなどの聖域を取り囲む山道である。
昔のラサには、リンコルと呼ばれる全長10キロメートルほどの楕円形の環状路があって、聖地ラサを外界から聖別していた。ダラムサラのリンコルが、これにちなんでいることは間違いない。

こういう環状路は、仏像、寺、仏塔などを右回りに回る右遶(うにょう)というインド伝来の作法から必然的に生じるもので、チベットの聖地にはたいていこれがある。

宗教施設と連動した人の動きは、チベットの場合、このように右回りの円運動が基本になっている。行って戻るという往復運動が基本の日本とはここが違っている。もっとも日本にも、四国遍路のような壮大な右回りがある。

ちなみに、ラサの繁華街として知られるパルコルは、トゥルナン寺(チョカン、大招寺)の周りを一巡りするための道で、その意味は「中間環状路」である。それは、ラサ大回りのリンコルとトゥルナン寺の中にあるナンコル(内環状路)とともに、理念的には三重の同心円を形成している。

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*ダラムサラの朝

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*リンコルに群れていたサルの一匹。アルナーチャルやヒマーチャルの奥地で見たものと同種、だと思う。チベット人は、自分たちの先祖はサルである、という真にもっともな伝承を持つ。

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*壁に取り付けられたマニを回しながら進む。

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*坂道のベンチで休む老人たち。写真を取るなら送ってちょうだい、と言うので、帰国後さっそく送っておいた。

今日は、ダラムサラ最後の一日を施設見学で過ごす。





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