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203高地

2011年12月17日
午前2時過ぎに仕事が終わったが、用事があったので、朝まで待って6時27分発のケーブルで御山を下りた。この歳で完全徹夜はやはりきつい。

そもそも3日で60枚というのは、いくらもとがあるとはいえ、やっぱり無茶だった。その前は20枚と5枚に合計1ヵ月はかけている。私は、体力は人並み以上だが、筆が遅くて集中力がないから、遊びながらだらだら仕事をするのが自分のペースになっている。文章は何回も読み直しながら、あーでもない、こーでもないと手を入れないと気が済まない。一気にがーっと書くとめちゃくちゃになる。と、書いてから、メールで送った原稿を読み直してみると、これはこれでまあまあよく書けている。

さて、「坂の上の雲」にはたくさんの人物が登場するが、その中で一番割を食っているのは第三軍参謀長としての伊地知幸介だろう。司令官の乃木大将は何といっても日露戦争のシンボル的存在である。最終的責任は軍司令官が負うとしても個々の作戦は参謀の仕事だ。「無茶な作戦」で部下を多く死なせた直接の責任は多く伊地知にあるというわけで、原作でも大分筆誅を加えられていたと記憶する。実際の評価はさまざまだということは前に書いた。

そういうわけだから先週の「203高地」でも伊地知役の村田雄浩(映画「203高地」では稲葉義男)にどうしても目がいった。で、彼は彼で必死にやっていたのだ、という感じがよく表れていてよかったのじゃなかろうか。乃木による203高地への攻撃目標の転換命令を電話で伝える場面なぞ、見ていて思わず目頭が熱くなる熱演だった。

相手「全力でやるんだな。全力で203を落とすんだなあ」
伊地知「やる。やりもうす。全力でやる!」(記憶のままに)

もう一つ。第7師団長大迫尚敏役の品川徹が203高地を眺めながらぽつりと漏らす一言もすごみがあってよかった。

「おいたちがみな死んだら何とか取れるじゃろかいのう…」

数日後、

児玉「北海道の兵は強いと聞いておるが」
大迫「さようでございます。強うございました。1万5千の兵が1000人になってしまいました…」




























ある大学教員の日常茶飯