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本日の出来事

2011年10月08日
階上の住人の話し声で目が覚めた。うちのマンションは決して安普請ではないが、女子会でもやっているのか、のべつ幕なしにしゃべっているので、それが低周波のように響き続ける。いいかげんにしてくれ、もう午前4時だぞ。熊楠ならば「粘菌の標本が壊れたやんけ」とかなんとか怒鳴りこむところだ。

先週の「評価疲れ」がまだ取れなくて、よく眠れない。つい飲みすぎる。ヘルスメーターに乗るたびに体重が増える。ストレスぶとりだ。水曜日の会議の苦い記憶が蘇る。朝の9時に始まった会議が終わったのが夜の7時半だった。やっと終わったと思ったら、えーと、次の会議は、と来た。おとなしい私もこれには我慢しきれず、こう言った。

「準備のための会議のために準備が進まないので、次の準備のための会議は準備のために欠席します。準備の必要のない人だけ準備のための会議に出てください」

本気で、うつにならないように気をつけなければならないと思う。

朝、金木犀に無茶苦茶に絡まりついた蔦をカットしてやる。ついでに指までカットし、傷をなめなめ京都に向かう。

何週間かぶりで○嬢が仕事をしているのを見たので、ガラス越しにあかんべをしてやると、「先生、その黄色いネクタイすてきですね」ときた。このネクタイは長女のイギリス土産だ。「そのボールペンもすてきですね」これはロータリークラブで話をしたときのおまけ。要するにみんなもらいものだ。

京都に来たのは、K-GURSの研究会に出席するためだ。今日は講演会で、講演者は阿満利麿(あま・としまろ)先生だ。質疑も含めて2時間半、実に贅沢な時間を過ごさせていただいた。阿満先生は、これまでに私が出会った数少ない本物のマエストロだ。先生の話はいつも私にある決断を迫る。だがそれが実にさわやかなのだ。

研究会のあとに評議員会があった。それが終わってR大のD先生に出町柳まで車で送ってもらい、京阪電車で帰途についた。気が付くと、ぎざぎざだった心がすっかり修復されていた。

家に帰って、暗くなった庭に目をこらすと、蔦のしばりから解放された金木犀がのびのびと枝を伸ばしていた。
ある大学教員の日常茶飯