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ペーラーデニヤ植物園

2011年09月26日
商売がら博物館にはよく行くが、一人旅で時間が自由に使える時には、なるべく植物園や動物園なども訪れるようにしている。その土地の基本を学ぶのに有効だと思うからだ。

印象に残っているのは、10年前に訪れたスリランカのペーラーデニヤ植物園だ。古都キャンディの近くにあるこの植物園は、イギリス統治時代の1821年に旧キャンディ王家の庭園を利用して開設された。5.6平方キロメートルの広大な園内に、スリランカだけでなく世界中の熱帯植物が集められ、栽培・研究されている。1894年、世界一周旅行の途上でここを訪れた真言宗の土宜法龍は、この植物園をロンドンのリージェンツ・パークを凌ぐ「天下第一の園」と讃えている。法龍は、ロンドンではリージェンツのすぐ近くに宿を取っていたから、彼の言うことには実感がこもっている。

こういうものを作らせたのは、いったいどういう精神か。

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*川島昭夫『植物と市民の文化』、世界史リブレット、山川出版社、1999年

というわけでこの本を買った。著者の川島昭夫氏はイギリス文化史の専門家で、私は熊楠研究会で親炙している。熊楠の研究サークルには、専門を異にするユニークな研究者が多数集結している。それを利用して勉強の幅を広げなければ損だ、と最近とみに考えるようになった。













研究ノート