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乾燥標本収蔵1号室

2011年08月17日
忙しい時ほど、仕事と無関係の本が読みたくなってしかたがない。こういう経験を持っている人は少なくないだろう。

買いました。リチャード・フォーティ著『乾燥標本収蔵1号室』NHK出版、2011年。
カバーには次のように謳われている。

古生物学の世界的権威である著者が、30年間を過ごした古巣の素顔と、そこに生息する浮世離れした住人たちの姿を、軽妙な語り口で綴った「大英自然史博物館全史」

なんでも著者は三葉虫研究のスペシャリストだとか。どうです。ちょっと読みたくなってくるでしょ。

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*熊楠も出入りしたサウスケンジントンの大英自然史博物館(大きすぎて、この距離からだと全貌がファインダーに収まらない)。去年の2月にはなぜか門前を素通りしただけに終わった。次回は必ず行かねばならぬ。

第1章の初めにはこうある。

 人生は記憶という名の館長が管理するコレクションで成り立っている。人は思い出や出来事を拾い集めて保管し、半ば忘れ去り、あるいは心の奥の棚にしまい込む。なかには思い出したくないこともあるが、そうやって保管されたもののすべてが、よくも悪しくも自分という人間をつくり上げている。

なかなかの名調子ではないか。いつかこんな感じの本が書けたらと思う。「浮世離れ」した生活をしている点は、こちらも同じなのであるし。

*ダライ・ラマ法王14世の大阪・高野山大学での講演と法話についての簡単な内容紹介が、高野山大学のHPに載ることになった。いつからかは分からないので、興味のある人はウォッチしておいてもらいたい。
*昨日、タ・タイチョ―宅を見舞ったら、ネパール土産の紅茶をくれた。タ・タイチョ―、いっぺんメールください。アドレス帳が見られない言うたでしょ。
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