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アムド人ダライ・ラマ

2008年04月06日
 牧民たち

          黄河源流近くで出会った牧民の家族

 ダライ・ラマはアムド(ドメー)人である。
 アムドは、チベット人の国土区分で、チベットの東北部を指す名称であることは、高野山大学の教員Blogの中で一度説明したが、そのうちにもう一度まとめたいと思っている。
 アムドは現在の中国青海省にほぼ対応している。ただし、青海省の南東部はカム(東チベット)に入る。
 青海は、広大な草原と砂漠、万年雪を頂く山脈、そしてアジア有数の大河の源流域を形成する広大な河谷が果てしなく続く大地である。ここでは古来、チベット族、漢族、回族、モンゴル族、トゥー族、サラール族などの諸民族が興亡を繰り返してきた。
 ダライ・ラマの自伝によれば、彼の先祖は、7世紀に、中央チベットから派遣された守備隊と共にこの地に来たと伝えられているという。
 古代の青海は、唐王朝と古代チベット帝国(吐蕃)との国境地帯であり、ある時期には両軍がしのぎを削る最前線であった。
 青海のチベット族には、これと似たような伝承を持つ人々がかなりいるようだ。
 
 
研究ノート