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自虐の詩

2011年05月24日
最近いいなと思う女優は、中谷美紀である。そう思い始めたのは、「仁ーJIN-」で花魁野風の演技を見た時からで、それまでは正直言って、柴崎幸と区別がつかなかった。彼女が本格的なインド・フリークで、まだ読んではいないが、『インド旅行記』という本を出していることも、評価のポイントの一つだ。

というわけで、日曜日に映画「自虐の詩」のDVDを借りた。

業田良家の原作マンガで知っている人も多いだろう。映画はとても丁寧に作りこまれていて、俳優陣も父親役の西田敏行、ラーメン屋の主人役の遠藤憲一はじめ適材適所で、たっぷり笑わせ、泣かせてくれる。おっと、一人忘れた。名取裕子が、はすっぱで無教養な水商売系の女を演じているのも見もの。物語の舞台を原作の東京から大阪の通天閣界隈に移し、関西芸人をたくさん起用しているのも成功の原因だろう。

幸江の故郷が気仙沼に設定されていて、回想シーンに港が多く登場するのは、3.11以後のことを重ね合わせると胸が痛むが、これはむろん映画の評価とは関係がない。

このままだと「阪急電車」も見に行ってしまいそうで、ちょっと自分がコワイ。
ある大学教員の日常茶飯