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法然展など

2011年04月19日
卒業生の阿部師が連絡をくれた。アハンガマの僧院のアベ・スマナ・テーローは阿部師の弟さんとのこと。スリランカで具足戒を受けて比丘になった日本の若者とはどんな人物なのかと興味を持っていたが、そういう訳だったのか。縁とはやはり不思議なものだ。

さて、

先日所用で京都にでかけた。京都は桜が満開で、電車の中にまで花びらが舞い込んできた。時間に空きができたので、久しぶりで京博に行き、「法然 生涯と美術」展を観た。とてもよかった。勉強になった。今年は法然上人800回忌、親鸞聖人750回忌である。こうなれば、京都市美術館の親鸞展にも行かなければならぬ。

ただ土曜の真っ昼間にしてはお客さんが少ないように感じた。その分ゆったりと見ることができたわけだが、もしもこれが震災の影響であれば困ったものである。

京都のV先生に所用で電話したら、このところ原発事故による風評被害の問題に取り組んでいたとのこと。日本製品のイメージダウンはイタリアでも深刻なようで、「とんでもない報道」もなされているらしい。その「とんでもない」部分を是正しようというのが先生の取り組みで、これは日本にとっても実にありがたいことだ。

今までに見た恐ろしい映像といって、まっさきに思い浮かぶのは9.11の貿易センタービルに突っ込む旅客機の映像だった。しかしそれも3.11以降は影が薄くなった。テレビやネットに流れている津波の映像は、どれもこれも身の毛もよだつ恐ろしいものだが、私には、どうして海水があのような「悪意の固まり」としか思えないものに変化してしまうのかが理解できない。例えば、名取川の河口付近の田園地帯を舐めつくしてゆくあれ。本来水のはずが土煙を上げ、あちこちから炎と煙を噴き上げ、がれきでその身を覆い、逃げまどう自動車を執拗に追いかけ回しているようなあの醜い怪物を自分の中でどうとらえたらいいのか、分からないでいる。

昨日今日ととても寒い日が続いている。T重君によれば、今朝方は雪さえちらついたそうだ。被災地での生活が想いやられる。








ある大学教員の日常茶飯