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黒岩比佐子さん

2010年11月21日
昨日家に帰って新聞を開いて、あっ、と思った。ノンフィクション作家の黒岩比佐子さんが亡くなっていた。亡くなったのは17日で、新聞に載っていたのは追悼文だった。

私は黒岩さんと面識があるわけでも、申し訳ないが彼女の作品の愛読者でもない。唯一のつながりは、黒岩さんが読売新聞に、私たちが今年作った本『高山寺蔵 南方熊楠書翰』(藤原書店、2010年)の書評を書いて下さったことだ。こういうことは、私たちのように滅多に出版などできない者にとっては忘れることのできないことだ。礼状でも書いておくんだった。

黒岩さんってどんな人だろう。ネットで調べて、彼女が日本の近代をテーマに数々のいい仕事をしているノンフィクション作家であることを知った。同時に、その仕事が膵臓癌と闘いながらのものであることも。

先月、黒岩さんの新作『パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い』(講談社)が出版され、元気で仕事を続けていることを確認できたと思ったばかりだった。享年52歳。

黒岩さん、安らかに。遺著は必ず読みます。

追伸:今22:02 黒岩さんのブログ 古書の森日記by Hisako を覗いたら、やっぱり、ちょっと泣けた。



ある大学教員の日常茶飯