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峠越え

2010年10月13日
9月20日
今日は高い峠を二つ越えて一気にマナーリーに下りる。200キロメートルの道のりだ。
無事に峠を越えられるかまだ分からず、スタッフも緊張を隠せない。
6時40分出発。
天然の大聖堂
天然2
*人間が造ったどんな大聖堂も遠く及ばない天然の大伽藍。タイタン族のすみかのようにも見える。
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9時8分、ロサルのチェックポストに着いてパスポートチェックを受ける。熱くて甘いマサラティーがすばらしくおいしい。近くの民家の平屋根で、女性が雪かきをしている。珍しい光景だ。カジャからここまで58キロ、ここからマナーリーまではまだ142キロもある。
そこからしばらく走って、いよいよ上りにかかる。薄日が差して気温が上がり、道路には雪解け水が流れている。われわれの車はノーマルタイヤなので雪道や凍結には弱い。早朝や午後遅くでは峠道はだめだろう。危ない時間帯を縫うようにして走っているわけだ。

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*クンジャン峠のチョルテン(仏塔)とタルチョ(祈祷旗)。チベットでは峠はこういう風に旅の安全を祈って飾る。その原型は仏教以前から信仰されてきた精霊たちの宿る積み石塚だ。

11時25分、クンジャン峠に達する。標高4511メートル。今回の旅の最高到達地点だ。記念撮影をしたり、湧き水をペットボトルに汲んだりして、はしゃいでいるわれわれとは対照的に、スタッフは憮然として、早く行こう、という態度を示している。この時点でもまだ無事にマナーリーに着けるかどうか分からなかったのだ。

下りの方が当然危険度は増す。ドライバーが慎重な運転できついカーブや雪解け水の急流を乗り切って行く。峠を下ると、巨石がごろごろした石川原が延々と続く。おそらくは氷河が流れた跡だ。それを過ぎて、1時25分にチャトルの茶店でようやく昼食にありついた。茶屋には西洋人の旅行者たちもたくさんいた。
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*チャトルのテント茶店。結構賑わっている。ここで泊まることもできるらしいが、やっぱりそれはちょっとね。

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*豆(ダル)カレー↑、おいしゅうございました↓
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*ラマチャンドラさんはスピティに入ってから専らこのスタイル。寒い、寒いを連発している。南の出身だから無理もない。

食事が終わるとロータン峠目指して出発。最後の山場だ。










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