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カグベニの村

2010年06月08日
ムスタン・カグベニ 1998年6月
*1998年6月 ネパール・ダウラギリ県ムスタン郡カグベニ村

カグベニはカリ・ガンダキ河とゾン・チュの合流点に位置する。一言でいえば、桃源郷といったたたずまいの村だ。村の中心にはゴンパ(寺院)とゾン(城塞)がある。
かつてこの村には王がいて、ゾンからこの地区を治めていた。つまりこの村一つが一つの王国だったわけである。
かつてヒマラヤからチベット高原にかけての広大な地域には、このような小王国が多数点在していた。

カグベニ王家の末裔は、今はゾンの近くでレッドハウスというトレッカー相手の宿屋を営んでいる。当主のペマドルカル・タクリは、「ツァンパ食うか」が口癖のきっぷのいい女将さんだ。

1998年の最初のムスタン旅行では、まずヘリコプターで上流の中心都市ローモンタンに行き、そこから馬で飛行場のあるジョムソンまで下った。断崖に付けられた「夏の道」を慣れない馬で上り下りする、肉体的にはかなりきつい旅だった。
カグベニを見下ろした時、ずいぶんほっとしたことを覚えている。
フィールドワークの記録