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ロンドン大学SOAS 「南方熊楠とロンドン」

2010年03月04日
19日、10時一同ホテルを出て、徒歩でロンドン大学のSOAS(アジア・アフリカ学院)に行く。2010ロンドン・パリ 113
入り口でワッペンを付けて、上階へ。これが今回のメイン・イベント「国際ワークショップ:南方熊楠とロンドン」の始まりであった。

最初に松居先生の挨拶。聞きながら私は彼(と呼んでまあいいでしょ)の何とも知れない組織力と集約力、ついでながら集客力(実際、彼の講演を聞いて来たという人が多かった)とを感じていた。その後のメニューは次の通り。
午前  発表:松居竜五「南方熊楠と大英博物館」
       田村義也「熊楠の英語論文:『ネイチャー』を中心に」
    コメンテーター:アンガス・ロッキャー(SOAS日本研究所長)

午後  発表:アントニー・ブスマール(フランス極東学院図書館副館長)「土宜法龍と真言密教」
       奥山直司「熊楠と土宜法龍の往復書簡」
       小峯和明「ロンドン滞在期における熊楠の比較説話学の形成」
    コメンテーター:ルチア・ドルチェ(SOAS日本宗教研究センター長)

    ラウンドテーブル・ディスカッション

授業がない期間中で日本学の教員の多くが不在という不利な条件にも関わらず、会場は大入り満員で、資料の増し刷りが必要なほどだった。彼らの反応も上々であった。2010ロンドン・パリ 122

このワークショップ、決して手前味噌でなく、大成功だった。その功績は多く松居先生のものだが、ロッキャーさんやドルチェさんの協力も大きかったことと思う。

私もとてもいい経験をさせてもらった。熊楠を見直した、というと変な話かもしれないが、和歌山でもなく田辺でもなく、19世紀末のロンドンに彼を置いてみると、まったく違う側面が見えることに気付かせられた。クマグスって思った以上にイケるんじゃない?

終わったら夕方の6時。スタッフ・コモンルームでワインで喉を湿してから、インド料理屋「ラサ・サムドラ」 での乾杯と食事で長い一日が締めくくられた。
2010ロンドン・パリ 143


研究ノート