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服部科研報告書

2008年06月05日
 広島市立大学芸術学部の服部等作先生から科学研究費補助金の研究成果報告書が送られてきた。題して「チベット仏画制作センターにおける伝統技材用法と継承に関する研究」

 科研報告書

 服部先生は芸術的センス抜群の方で、編集にもそれが顕われている。超多忙な人なのに、科研のきりもりは、すっかりお任せしてしまい、こちらは「申し訳ありません」としか言えない。

 この研究は、平成16年―19年度の文部科学省科学研究費補助金基盤研究(C・2)によるもので、その内容は、中国青海省黄南蔵族自治州レプコン(同仁県)の工芸・絵画等の芸術制作の総合的調査である。
 報告書には服部先生と私がそれぞれ3編を載せている。服部先生の3編は、
 「本研究によるレプコン地方の工芸・絵画調査の概要」
 「レプコンにおける仏画調査」
 「アムドとカムの金属工芸と工房」
 最後の報告は、チベット族の金属工芸の伝統に関する先生のこれまでの調査研究の成果をまとめたもので、とりわけ貴重なものだと思う。

私の3編は、
 「『センション年代記』によるセンション村(吾屯)の起源」
 「ゴマル寺の壁画」
 「カサル村のタンカ」

 特に力を入れたのは最初の報告で、レプコンの住民のルーツに関わる彼らの自己主張を、年代記と寺院の壁画の分析を通して明らかにした。

 服部組の調査は、いつの場合も、おもしろく気持ちよい。是非また出かけたいものだ。



 
研究ノート