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電車の中にカメラを忘れる

2009年12月04日
昨日総合地球環境学研究所(地球研)での国際シンポジウムに顔を出した。初めて行く地球研は京都市北区の山中にあった。
仕事で寸暇もない身で一日使ったのは、地球研がアルナーチャル調査の胴元であるからばかりではない。アルナーチャルのディランからR氏が野越え山越え海越えて何万キロも離れた日本までこの学会を目指して来ているからで、何十キロの私が遠いから会いに行けないでは義理が立たない。
遅れて会場に入ると、知った顔がうじゃうじゃいる。アンドーさんは発表1時間前であるにも関わらず、会場の隅でパソコンを叩いている。
相変わらず往生際の悪い奴だ、ブログの餌食にしてくれん、と持参のカメラで一枚撮ろうとして、カメラがないことに気がつく。ぞぞー、と悪寒が走る。電車の中に忘れたのだ。叡山電鉄、京阪、大阪地下鉄、泉北高速のどれかに・・・
何ということをしてしまったのだろう。イチローのバットがイチローの手の延長なら、私のカメラは私の眼の延長だ。ミャンマー、バングラデシュ、中国、インドと肌身離さず使い続けてきたあいつが、いなくなってしまうとは!


思わず、アンドーさんに事態を話すと、
「はは、また買えばいいーだぎゃ。今度はレンズも純正にしてちょ」

じたばたしても始まらないので、とりあえず発表を聴くことにする。

R氏はモンパの民族衣装に身を包んで登壇し、アンドーさんは相も変わらぬアンドー節で会場を爆笑の渦に巻き込んだ。

終って、懇親会をキャンセルして、カメラを探索するためもときた道を戻る。

まず叡山電鉄の出町柳駅で尋ねる。ない。続いて最も可能性のある京阪の出町柳駅事務所。
事情を話すと、見目麗しい女性係員がポンカラキンコンカンとパソコンを叩いて、一言、

「お客様のカメラに似たものが淀屋橋駅の事務所に届いております」

この言葉が私には天使の歌声に聞こえた。1時間後、淀屋橋駅事務所で無事、カメラと再会。

おけいはん(京阪)、ありがとう!




ある大学教員の日常茶飯