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聖☆おにいさんとバガボンド

2009年11月26日
私「あれ、君ら何読んでるの」
みんな「『聖☆おにいさん』です!」
私「なるほど、私も娘に勧められて1、2巻は読んだ」
みんなの中のひとり「さすが先生ですね」
私「うむ。このマンガは比較思想的、比較宗教学的に読み解かれねばならない。しかし、今私がもっと気になっているのは『バガボンド』がどう終るかだ」
みんなの中のひとり「えっ?」

私「あのマンガは吉川英治の『宮本武蔵』が原作だが、原作にないほど、佐々木小次郎を掘り下げて描いてある。そのために全体の深みが格段に増したのはいいが、反面、小次郎が強くなりすぎたと思う。いったいどうやって、巌流島での、よく知られた決着にもってゆくつもりなのか、しかもそれを理屈ではなく作画で、どう説得的に表現しようというのか、他人事ながら心配していた。武蔵のあの作戦ではバガボンドの小次郎を倒すのは無理だと」

みんな「はあ・・・」

私「しかし、この間再放送されたNHKの番組の中で井上雄彦が言っていたのは、登場人物がそれぞれ生きている、ということだ。確か宮崎駿もどこかで同じようなことを言ってるはずで、すぐれたクリエーターにはやはり共通点があると思う。つまり、決着は武蔵と小次郎が自然に着けるという訳だ。もちろんそれを形にするまでの作者の苦しみは決して小さくないはずだが・・・・・・
という訳で、ええと、今日はI 君からですね。確か、24ページの上段の『且つそれ唐朝に金剛智、不空、善無畏の三三蔵云々』からですね。ここはこみいってるからゆっくりやろう」


研究ノート