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河西回廊の旅(1)

2009年09月28日
土曜日、帰りがけに狭山のタイフーン邸に寄ったら、早速そのことがタイフーン氏のブログ「台風日記」(http://plaza.rakuten.co.jp/typhoondolpo/)に載った。氏独特の「凝った」文体であるが、言いたいことは、「あまり無理したらあかんで」ということらしい。

このブログ、ネパールヒマラヤ、特にムスタン、トルボ以西の山々に興味のある人には必見の情報が満載されている。

さて、河西回廊の旅である。

8月24日午後、関空を経った私たちは、北京首都空港経由で、同日夜、蘭州に着き、敦煌から来た旅行会社のガイドとドライバーの出迎えを受けた。
蘭州は甘粛省の省都である。

蘭州は、15年前、敦煌からの帰りに藤田先生と立ち寄って以来二度目である。あのときは、銀川からの飛行機が悪天候のために遅れに遅れ、蘭州に着いたのは真夜中。空港には、待っているはずの旅行会社の社員がおらず(飛行機があまり遅いので帰ってしまった)、タクシーでホテルまで行くというさんざんなものだった。その時、空港から町までがやたらに遠かったのを覚えている。それもそのはずで、今回のガイドであるDさんによれば、蘭州は中国で二番目に空港が町から離れているのだそうだ。その距離、75キロメートル。ちなみに一番は拉薩で100キロメートルである。

翌25日、私たちは、客が5人にしては大きすぎるバスで炳霊(へいれい)寺に向かった。蘭州は、古名を金城といい、黄河の渡河地点に発達した大都会である。かつてはスモッグがひどく、アメリカの偵察衛星も蘭州だけは覗けなかったという笑い話がある。中国の地理的中心に位置し、かつて孫文は蘭州に首都を移す構想を持っていたという。

天気はあいにくの雨である。ところが雨が少なく日射がきついこの地方の住民にとっては、曇りや雨はとってもいい天気なのだそうだ。
バスは黄河河畔の道路を行く。沿道はこの市の木である槐(えんじゅ)の並木である。

町から75キロメートル走って劉家峡ダムに着く。ここからモーターボートでおよそ一時間で炳霊寺の船着き場だ。
2009.8-9河西回廊 022
*船の中で救命胴衣を着けてトウモロコシをかじる面々。結局、この日の昼食はこれ一本だった。

2009.8-9河西回廊 061

炳霊寺は中国有数の大石窟寺院だ。中央の大仏は高さ27.5メートル。唐代に造られたもので、現在修復中。その上の169窟(向かって左)と172窟(右)は炳霊寺を代表する石窟で、急な桟道を上って行く。

フィールドワークの記録