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宮脇俊三:インド鉄道紀行

2020年06月14日
Gさん疲れの1週間であった。普通なら御山に泊まるはずの水曜日に堺に戻ったのもその一つで、いざとなったら真夜中でも梅田阪神前に急行しようと待機していたのだから、われながらご苦労さんのひとことである。木曜日にはサテライトに講義に行ったついでに、PCを梅田のホテルに届けた。そんなこんなで週末の帰宅が土曜日になった。夕方、ビールを飲みながら「雲霧仁左衛門」を視て、早めに就寝したが、やや飲み過ぎたためか、夜中に目が覚めてしまった。そこで仕方なく、本棚から当てずっぽうに取り出したのが、この本である。これはずいぶん前に買ったきり、そのままになっていたものだが、一度読み出すとなかなかおもしろい。

私もインドとのつきあいはそれなりに長いので、鉄道は何回も利用している。おまけに著者がガイドに雇ったポール氏は、私も一度ブッダガヤ―までガイドを頼んだことがある。しかもその後何年かして、カルカッタのダムダム空港の駐車場でばったり再会している。というわけで、一度調子が出ると、どんどん読み進めることができた。

インドは鉄道王国である。私が特に興味を持っている19世紀後半から20世紀初頭のインドでも、鉄道は大活躍していた。河口慧海も大谷探検隊の隊員たちも、インドでの長距離移動は鉄道を利用していた。終戦直後のこと、西川一三が仲間のチベット人と無賃乗車したのがばれて、「バボー、ブッダガヤ、バボー、ブッダガヤ」と車掌を拝み倒して許してもらったのもこの鉄道であった。

著者(故人)は著名な鉄道作家で、世界中の鉄道に乗りまくったらしい。鉄道の基本は世界共通だから、その説明には安心して従うことができる。この意味でも勉強になる本である。
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