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龍馬暗殺の下手人は?

2019年01月06日

1月6日(日)

今日は連絡で忙しい。明後日から学生たちを引率してインドに行く。やれ集合場所が変更になった、やれEチケットは、やれ靴は…。まあ、これも仕事のうちである。


昨夜、曼荼羅荘に戻ってテレビを点けると、龍馬暗殺事件をドキュメンタリータッチで取り上げている。今頃どうして?と思いながら見始めると、結構引き込まれる。しかし、見ているうちに、これは何か飛んでもない結論が出されるのではないか、と心配になった。龍馬暗殺は幕末のミステリーとして取り上げられることが多いが、私は(素人ながら)、昔から言われているように、京都見廻組の佐々木只三郎以下の犯行で何の問題もないと思っている。しかし異を唱える人はいるのである。

番組は、磯田道史先生の「専門家は見廻組の佐々木たちの犯行で一致している」という意味の発言で結論が出ていた。至極妥当だと思う。また龍馬はその1年あまり前に寺田屋で取り方二人を射殺している。それが暗殺に繋がったという説にはなるほどと思った。むしろ龍馬の方が重大事件の容疑者だったのである。要は一方の側からばかり見ないことだ。ただ、佐々木たちは龍馬を逮捕に来たのではなく、最初から殺すつもりで襲ったらしい。そんな警察官はいないから、事実とすれば、「実行犯」と呼んでも構わないと思う。


この事件の真相が曖昧になったのは、佐々木が鳥羽伏見の戦いで死んだことが大きいと前に読んだ気がする。真相を聞くことができなくなったのである。ともかく、今後は「龍馬暗殺の謎」をいう人は減るだろう。フィクションでも、歴史ものである限り、どんな解釈でも許されるということにはならない。ただその一方で、すべての積み重ねをひっくり返すような新説も読んでみたい気はしている。

なお、清河八郎を暗殺したのも佐々木である。会津出身で、旗本の養子となり、小太刀の使い手として知られた。あまり知られていないが、幕末に現れた凄腕の剣士であったことはまちがいない。
ある大学教員の日常茶飯 | トラックバック(0)