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當麻寺

2017年08月13日

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有名な當麻曼陀羅は中将姫が蓮糸で織ったと伝えられる阿弥陀浄土変相図だ。


8月12日(土)

午前中は近所の喫茶店でレポートを読み、昼食後、當麻寺に行く。當麻寺は二十数年前に一度行ったきりで、近所を通るたびに、もう一度訪ねておかなければならないと、ずっと思ってきた。この寺は奈良県葛城市の市域にあり、南阪奈道路を使えば、家から40分もかからない。

曼陀羅堂、講堂、金堂、奥の院と順番に拝観して、最後に中之坊に入った。ここは、飛び石伝いにいくつかの庭を巡りながら、諸堂を参拝してゆく仕組みになっている。

ぼたん園の中に折口信夫の歌碑を見つけた。夏草におおわれ、説明板がなければ、見過ごしてしまうような石碑である。

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 ねりくやう すぎてしづまる寺のには

  はたとせまへを かくしつゝゐし 

               釈迢空


説明板によると、折口は少年時代の一時期、この中之坊にいたことがあるという。事実とすれば、彼には、この寺を内側から眺める視点があったと考えてよさそうである。

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*金堂と講堂。日盛りでも、すがすがしさが感じられる。


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*門前町には古い家並みが残っている。


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*「ふたかみ」という食堂に入ってお茶を飲んだ。和菓子とセットで600円。なかなかおつな物であった。「ふたかみ」とはもちろん、當麻寺の背後にそびえる二上山のことである。二上山、當麻寺、折口信夫とくれば、小説『死者の書』を想う人も多いだろう。しかし、當麻寺はその素振りも見せていない。飛鳥時代から続く古刹の余裕であろうか。

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