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「日印関係における仏教」カンファレンス

2017年03月30日

「日印関係における仏教」カンファレンスは、3月17-18日の両日、ニューデリー、スコープ・コンプレックスのタゴール・ホールで開かれた。主催はサムッタン・ファンデーションで、ジャパン・ファンデーションが共催している。招集者で司会者はデリー大学東アジア研究科の准教授ランジャナ・ムコーパディヤーヤ先生である。

17日10:30から開会式が、インド中央政府のキレン・リジジュ内務大臣、在インド日本国大使を始めとする来賓を迎えて、賑々しく挙行された。リジジュ閣下は、出身はアルナーチャル・プラデーシュ州のウェスト・カメンで、インド初の仏教徒の国務大臣である。


その後に始まった各セッションより、日本人のスピーカーのみを列挙しておこう(敬称略)。

 蓑輪顕量(東京大学)Longing for India: Japanese Buddhists and India

 佐藤良純(大正大学)Indian Deities of Buddhism and Hinduism in Japan: A Historical Study

   奥山直司(高野山大学)Recovery Movement of the Bodh Gaya Temple since 1891 and Japanese Buddhists: On Shaku Kōzen and the Shingon Sect

  外川昌彦(東京外国語大学)Japanese Buddhist and Dharmapala's Bodh-Gaya Revival Movement: Shaiva Hindu Mahanta and the Religious Policy of the British Indian Government

  金澤豊(龍谷大学)Across 'Engaged Buddhism'-New cross linking between Japan and India after 11/March/2011

  別所裕介(京都大学)The policy of "Representing Buddhism": A Comparative Study of Buddhist Heritage Development by Japan and China


セッションとセッションの間には必ずティータイムとランチタイムがはさまれ、インドらしいゆったりとしたペースで進んだ。初日の夕方にはコンノートプレイスのラージダーニーで懇親の夕食会があった。二日目夕方のディナーはYMCAで開かれた。

 会場にはMさん夫妻やWBCのN師も顔を見せた。カンファレンス全体がとても刺激的で勉強になったが、特に印象に残ったのは、ランジャナ先生の下で勉強しているデリー大学の学生たちの姿である。彼らはマドヤプラデーシュ、アッサムなどインド各地から来ていて、民族もいろいろのようであるが、そろって優秀でいかにも気立てがよく、とても好感が持てた。


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「日本語は1年半勉強して、今N4です」

「将来は日本に留学したい」

「できれば京都か大阪に行きたいです」

彼らこそ日印関係の未来を担うホープたちだ。最近は東アジア研究の分野でも中国や韓国のプレゼンスが大きくなっている気がする。そういう中でランジャナ先生とその学生たちの存在は極めて重要だと思った。

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*会場でのランチ

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