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地下鉄迷子

2009年01月27日
 一昨日ひとつ、昨日ひとつ片付けて、ずっと引っかかっていた仕事に区切りがついた。さあ、人文研だ、と勇んで出かけた。
 その帰りの出来事である。

 私は人文研に行く時には、泉ヶ丘から泉北高速鉄道で天下茶屋までゆき、地下鉄堺筋線に乗り換え、北浜で京阪に乗り換えて、終点の出町柳で下りる。
 帰りはこの逆である。
 
 ところが昨日に限って、京橋で下りてしまった。ある理由で、「京橋」という言葉が頭を占領していたために、京橋で電車が止まったとたん、反射的に下りてしまったのだ。
 
 改札を出てから、間違いに気づく。
 この時、北浜まで150円の切符を買ってもういちど京阪に乗るのが一番早かったのだが、それじゃあ、この私のプライドが許さない。別ルートで天下茶屋を目指すことにする。
 案内板を見ると、JRも地下鉄も走っておるではないか。地下鉄なら天下茶屋まで一枚の切符でゆける。長堀橋鶴見緑地線のホームに向かう。ところがこれが大深度にあって、結構遠い。
 ようやく乗ったのはいいが、今度はどこで乗り換えるのか分からなくなる。ええいままよ、と谷町六丁目で下り、またはるばる谷町線のホームまで歩く。そのあげく、谷町線は天下茶屋には行かないことに気づく。

 ここまで来ると、今日はどうもおかしい、俺は大阪地下鉄から当分出られないのではないか、という気になってくる。ここは冷静にならねば。そういえば、さっき、森ノ宮で、中央線にお乗り換え、のアナウンスがあったぞ。中央線ならどこともつながっているだろう。
 まったく根拠のない推測をもって、もう一度鶴見緑地線に戻り、さっきとは逆方向に進む。ところが車内の路線図をよく見たら、なんだ長堀橋に行く方が早いではないか。玉造で下りて、反対方向の電車に乗り、今度は予定通り、長堀橋で堺筋線をキャッチした。
 ところが昨夜の私はよほどどうかしていたらしい。途中、動物園前で「なかもず方面はお乗り換え」のアナウンスを聞いたとたん、ふらふらと下りそうになった。
 違う、違う、この電車でいいのだ。自分に言い聞かせているうちに電車は天下茶屋のホームに滑り込んだ。

 大阪地下鉄の怖さを学んだ一夜であった。

 
 

 
 
 
 
ある大学教員の日常茶飯