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しまらない話

2016年09月17日
9月17日(土)
 原稿の締め切りまで、今日を入れて、あと3日しかない。ここしばらくよく眠れなくて苦しんだが、昨夜は久しぶりにぐっすり休めた。今日できるだけのことをやる。明日は明日だ。

 8月18日、中国への出発前に関空でお土産を買った。ざっと計算すると6個は要る。北海道のお菓子でちょうどよさそうなのがあったので、6個買って、トランク(トロリーケース)に入れて鍵を掛けようとした。と、二つあるロックの一つが下りない。下りないから、鍵が掛けられない。あれ、と思って、その場に坐りこみ、トランクの中の荷物をならして、何回か試みたが、できない。その部分が多少曲がっていることは前から知っていた。おそらく飛行機への積みおろしの際に何かがぶつかってゆがんだのである。しかし、これまでこんなことはなかった。
 これはまずいぞ、と思い、慌ててベルトを買ってトランクに巻き付けた。結局、このトランク、半開きの状態で麗江まで旅したのであった。その後いろいろ試してみると、ある入れ方をすると鍵が掛かることが判明。今研究室に置いてあるが、どうしたものかと悩んでいる。

「預け入れ荷物は23キロが2個までですよ」
 北京を出る日の朝、Cさんが教えてくれた。わざわざ空港まで問い合わせてくれたという。
「あ、そお」
 と、なぜか私は聞き流してしまった。私のトランクの重さは、30キロはないにしても23キロ以上であることは確実である。しかし、その時は、寝ぼけた頭で、23キロが二つで46キロか、そこまでは到底いかないから大丈夫だ、と妙な計算をしてしまった。
 ところが、チェックインの段階で、係の女性にこう言われたのであった。
「オーバーです。一個23キロまでですよ」
 何だそういうことか、と気がつき、トランクをその場で開いて、本を何冊かつかみだすと、トランクの重さはたちまち下がって20キロ以下になった。問題は取り出した本の始末である。学会で配られた手提げ袋に詰めて、「はい、これも預けます」と出したら、彼女は、「ちゃんと梱包していないから、だめ」。

結局、手荷物にしたが、ぱんぱんにふくれたザックを背負った上に、本のぎっしり詰まった袋を提げた時には、身体が床にめり込みそうになった。

 中国の学会に行くと、分厚く重い論文集を二冊は渡される。今度の場合、学会を二つはしごしたから、×2である。どうりで、重い訳である。今後はこれに懲りて、出来るだけ身軽にしてでかけよう。

ある大学教員の日常茶飯