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五台山参り

2016年09月09日
8月25日(木)
 今日は五台山の見学日である。バス数台で五台山の山懐に入ってゆく。この山は、文殊菩薩の霊地として古来信仰を集めてきた。ウセルさんだって、「リウォツェガ(五台山)には行きたいです」。
 施設のキャパシティーの問題からだろう。バス毎に違うコースをたどってゆく。私が入った組は、最初にリフトに乗って黛螺頂(たいらちょう)まで登り、五方文殊殿、大雄宝殿などを参拝した後、お寺の食堂で食事作法にのっとり昼食をいただいた。基本は沈黙である。メニューは結構豊富で、給仕の僧が回ってくるので、欲しければ食器を差し出せばよい。ただし、もらったものは食べ残してはならない。こういう作法は、中国の他のお寺でも同じらしい。私は食べるペースが遅いので、他の人に置いていかれないように必死で箸を動かした。終わって外に出たが、Cさんがもう一度中に入って、なかなか出てこない。ようやく出てきた彼女に何があったか聞いたら、「みなさんの食器を洗ってました。それがマナーなんです」。実に感心ではないか。
 
 黛螺頂からは山道を下りた。同じグループの尼さんたちと何となく一緒に歩いて行く。

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*右手の赤い建物群が菩薩頂、左手の白い塔があるのが塔院寺である。この塔は、フビライ・ハーンなどに仕えたネパールの工芸家阿尼哥(アニコ)が建てた。

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*尼さんたちも楽しんでいるようです。

 この頃になると、グループはばらばらになっている。こんなのでいいのかな、と思いながら、途中のお寺もちゃんと参拝してから、リフトの駅まで下っていくと、同じようにどこかで時間を使った人々が三々五々集まってくる。日本ならツアーコンダクターが頭から湯気を出して怒りそうな状況だが、ここは中国だ。このゆる~いペースがいいのだろう。
 それから顕通寺、塔院寺を巡ったところで、このツアーはおしまい。

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*高さ56メートル余の仏塔。すばらしいランドマークだ。

 ホテルに戻ったら、静先生と中安女史が着いていた。飛行機の故障で随分時間がかかったとのこと。この晩は、W先生からお座敷がかかり、先生の部屋で飲みながら情報交換に励んだ。
フィールドワークの記録