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伊予の旅

2016年02月19日
2月15日(月)
9時過ぎに新大阪でK本さんと落ち合う。K本さんは四国遍路のベテランで、今回案内を頼んだ方だ。

先に書いたように、ただ札所に行っただけでは、お遍路さんではない。肩書きを外し、お遍路さんの群に身を投じなければ、分からないことがあるはずだ。今大学では実践的なことにますます力を入れようとしている。それをやらせる側が机上の空論では話にならない。2月の忙しい中、無理に時間を作ったのは、こういう訳でもある。

新大阪から岡山までは新幹線さくら、岡山からは特急しおかぜに乗り換えて瀬戸大橋を渡る。今治に着いたのは、午後1時半過ぎであった。改札口でK本さんの親戚のS田さんに出迎えられる。
最初に連れて行ってもらったのは札所ならぬ今治城、次が来島海峡大橋の眺めがきれいな丘の上、それから造船所。今治はこれが三度目だが、初めてのところばかりだ。今治城は藤堂高虎が築いた城で、お堀には海水を引き込んでいるという珍しい構造である。以前、結婚式でお呼ばれした時に、ホテルからアーケード街を通って港まで来たのに、疲れていたせいかこの城までは足が向かなかった。造船所は外からちょっと眺めただけだが、S田さんによると、中国・韓国に押されていた日本の造船業界に最近活気が戻り、船の注文は数年先まで一杯とのことであった。真に結構な話である。

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*来島海峡第三大橋。ここらは、その昔、村上水軍の一派が活躍した海域である。潮の流れはかなり速そうだ。

今治市内の南光坊が今回の旅で最初に訪れた札所(55番)であった。本堂、大師堂の順に、蝋燭に火を点け、線香を焚き、お札を納め、お賽銭を上げ、勤行する。それが終わると、納経所で300円を納めて納経帳に御朱印を頂く。私は、まったく初めてだから、見よう見まねで、K本さん、S田さんに付いてゆくだけである。

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*仙遊寺大師堂前で。

同じ様な調子で、栄福寺(57番札所)、仙遊寺(58番札所)と回るうちに日が暮れかかり、身体が芯まで冷えた。この日の宿は、休暇村瀬戸内東予。まずは大浴場の湯船で身体を温める。燧灘(ひうちなだ)の眺めがすばらしく、バイキング方式の食事もうまい。なかなかいい宿であった。

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*♪瀬戸は、日暮れて・・・




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