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先生、カッコイイ

2015年12月18日
二人のゲシェーといっしょに中国人留学生のチョウさんも私の日本語を受けている。
今朝教室につかっている研究所の会議室に入っていったら、早く来ていたチョウさんが一言、
「先生、カッコイイですね」
「は?」
「カッコイイ」
カッコイイも何も、着古したジャケットを引っかけて来ただけである。でも、普段はもっとラフだ。
それでぴんと来た。チョウさんはこれまでにも何度か私を見て、「カッコイイ」と言ってくれたことがある。それは何かのために正装した時であった。若い女性に「カッコイイ」と言われれば、そりゃあ、「満更でもありません」。
しかし、今日で分かったのは、チョウさんが「カッコイイ」という言葉を服装がきちんとしているの意味に使っているということであった。何や。

ゲシェーたちは、こちらが特に指示していないのに、毎回日本語で作文してくるので、授業が終わった後でそれを添削してやるのが習わしになった。もちろんそれは、使える表現がまだ限られているので、たどたどしいものだが、それはそれで立派ではないか。
今日ウセルさんが見せてくれた作文の中に次のような文があった。
「おくやまさんは しんせつですね」
そりゃ、そーだよな。週に五回、プライムタイムである午前中を日本語の授業に当てているのだから、と照れながら、これも「満更でもない」と思う私であった。
ある大学教員の日常茶飯