10月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫12月

チベットのお坊さんたちに日本語を教える

2015年11月12日
月曜日から毎日、原則9時から1時間半ずつ、チベットのお坊さんたちに日本語を教えている。やってできないことはないものである。きょうび、日本語教育にはよい教材がたくさんある。だが何と言っても大切なのは熱意で、彼らはこれがすごい。こちらは少々疲れるが、やりがいはある。
今日で4日目、ひらがなの清音が終わった。時間が余ったので、数詞をやったら、1から10まで一度で完璧に覚えた。音が近いものが多いので覚えやすいのだが、それにしても早い。数字はすぐにでも必要だから、基本を覚えたら、次には実用的な言い回しを教える。「これはいくらですか」「400円です」という具合。

ひらがなをやる合間に、退屈しないように、簡単な単語を入れていった。
た行くらいまでやると大分単語が作れるようになる。例えば、
「はい、これは何でしょう」
「・・・つ・・・つレー」
「ラッ、レー。じゃあ、これは」
「き!」
「よろしい!では「つ」と「き」で、「つき」、はい」
「つき、つき」
「つきはチベット語でダワです」
「おお!ダワ! つき、ダワ」
喜んでメモしている。
こういうのは無論身近なものにかぎるのである。こうして、「いぬ」「ねこ」「はな」「やま」「き(木)」「あか」「あお」「あさ」「ひる」「ゆう」「よる」「ほし」「ひ(火、日)」「め(目)」「みみ」「もも(桃)」など使える単語をふやしてゆく。

昨日の午後、町に連れて行って財布を買わせた。もちろん、その場に連れて行くだけで、買うのは本人たちである。これも勉強である。その後、大学に戻ると思いきや、○○院に帰るという。理由は、「タンモドゥ(寒い)」
朝には「テリン・ナムシー・ヤポドゥ」(今日は天気がいいですね)と喜んでいたのに。
彼らは南インドで生活していたから、防寒具の準備ができていない。これからそういうことも考えてやらなければならない。
フィールドワークの記録