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雨中、7月に入る

2015年07月01日
真夜中から昼過ぎまで、飽きることなく強い雨が降り続いた。とうとう今日から7月である。

近頃どんどん予約が入って、今月から来年の1月まで、毎月論文を書かなければならない状況に立ち至った。そんなバカなという気もするが、仕事は断れない性分だから仕方がない。

妙行寺の大宮師がメール添付で大宮孝潤関係の資料を送ってくれた。その中に写真が二枚含まれている。一つは、明治39年4月に大宮がインド留学から帰朝した際に、横浜港まで迎えにきた飯田乗賢・孝道兄弟と横浜市境町(今の日本大通)の写真館東谷(とうこく)で撮った記念写真である。残念ながらまだお見せできないが、数え年35歳の大宮は、髪を分け、鼻鬚を蓄え、洋服をきっちり着込んだ颯爽とした立ち姿である。袈裟を着た乗賢、学生服の孝道もいい顔をしている。

もう一枚は、昭和11年に撮影された65歳の大宮である。最初の写真とは打って変わった僧形で座し、膝に愛犬「ベル公」を乗せている。大宮は、コロンボでは「モンス」、カルカッタのバリガンジでは「スナ公」と「ビー助」を飼っていた。明治のインド留学生の中で、留学中に犬を(しかも3頭も)飼っていたのが分かるのは大宮だけである。これはよほどの犬好きである。

妙行寺では捨て犬や迷い犬をよく飼っていたらしい。「マロ」という子犬が死んだときには、麻呂善童犬という戒名を授けた逸話も残っている。


ある大学教員の日常茶飯