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高野山大学・種智院大学合同法会

2015年05月07日
5月6日(水)
午後2時から金堂で高野山大学・種智院大学合同慶讃法会が厳修された。
この法会は、種智院大学の申込を高野山大学が受けて実現した。終わって、両学長と添田宗務総長が挨拶されたが、それぞれに意味深いものであった。

大会堂の前で、種智院大学のS君を見かけた。あれこれ前置きはいらない。
「何かできることはないか」
「本当にたくさんの人が死んでいます」
会話がかみあわないが、彼がネパール人であることを知る人々がしばしば見舞いの言葉を掛けるのだろう。
「ナショナル・アーカイブズも被害を受けているらしいが」
「それだけじゃなく、トリブバン大学の図書館も被害が大きいんです」

宗教文化の研究などという悠長なことをやっていると、こういう緊急事態には何の役にも立たない。しかし、カトマンズの図書館には、千年の昔に書写された貝葉経典が多数所蔵されている。それが今未曾有の危機を迎えているのだ。そのために、自分に何ができるかを考えなければならない、否、その考えを行動に移さなければならない、と思う。

そしてもう一つ、
「ムスタンはどうだろうか」
「あっちの方は、比較的大丈夫なんじゃないかと思います」

かつて訪れたツァーランやローモンタンの、いかにも地震に弱そうな寺々―そこにはマンダラを始めとする貴重きわまりない壁画群が残されている―を私は思い浮かべていた。
高野山大学の力