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「南方熊楠と真言密教」シンポジウム

2015年04月12日
4月11日(土)、京都で所用をすませ、一旦帰宅した後、夕方から田辺に向かった。午後7時から顕彰館で開かれる学術部会議に参加するためだ。終わって、「しんべ」で夕食会。パークサイドに一泊した。

4月12日(日)、午後2時より特別企画展「南方熊楠と真言密教」に合わせたシンポジウムを開催。その内容は、
講演 
  乾仁志(高野山大学副学長)「曼荼羅とは何か」
研究発表 
  川染龍哉(高野山大学大学院)「土宜法龍と近代仏教」
  小田龍哉(同志社大学大学院)「熊楠と法龍:マンダラにいたる出会い」
  唐澤太輔(早稲田大学国際言語文化研究所招聘研究員)「南方マンダラはどう読まれてきたか」
  神田英昭(高野山大学密教文化研究所受託研究員)「南方熊楠と水原堯栄との交流」
ディスカッション
司会 奥山直司

その趣旨は、特別企画展の展示内容をよりよく理解してもらうため。大体の流れは、曼荼羅とは何か、土宜法龍とは何者か、土宜法龍と熊楠との出会いから何が生まれたか、南方マンダラ、そして晩年の熊楠と真言密教。

予想をはるかに上回る数の人々が来場され、イスの追加などのために開会が少し遅れるほどの盛況であった。
休憩のあとのディスカッションもなかなか活発で、閉会したときには5時を回っていた。レジュメが多すぎた、PCの交換に時間を取られた、など、事前にもっとしっかり打合せをしておけば避けられた類の問題もいくつかあったが、総じてよかったのではないだろうか。

これに先立って、Hさんご夫妻とK田君が高山寺の熊楠の墓前で法要をするというので同行した。

高山寺は田辺市の小高い岡に立つ真言宗の古刹である。ここには合気道の開祖、植芝盛平や熊楠の盟友だった毛利清雅の墓もある。熊楠の墓の背後に楠が繁っているのが印象的だった。

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*青葉若葉の間から熊楠の愛した田辺湾の島々も見える。


年末年始の話になるが、来年の干支は申。熊楠関係者で申年生まれは私ぐらいしかいないので、シリーズ「十二支考輪読」は引き受けざるを得ない。展示は12月5日から1月10日まで。「熊楠をもっと知ろう」シリーズの講演会は1月9日(土)と会議で決まった。
研究ノート