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カイラーサナータ寺院で蜂の大群が・・・

2015年04月08日
しかし、エローラでは、何と言っても、これ。第16窟、ヒンドゥー教のカイラーサナータ寺院である。

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シヴァ神の御座所、カイラーサ山をかたどったこの寺院は、8世紀にラーシュトラクータ朝のクリシュナ1世によって造営が開始された。

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玄武岩の岩山を幅45m、奥行き85mに渡って掘りさげ、高さ32mの寺院などを浮き彫りにした。取り除かれた岩は40万トンとも推計されている。

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*この寺院を千年以上も支えているのは石の象たちだ。

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*よく見ると、ライオンなどと闘っているものもいる。

さあ、お前たち、じっくり見てやるぞ、と思った次の瞬間だった。前方で、短い叫びが起こり、何かが目の前にわっと湧いて出たように見えた。蜂の群である。人々が出入り口に向かって避難しはじめる。私も同じ方向に早足で歩く。前の人の頭に蜂がたかっているのが見える。ぞっとして、小走りになる。

今から考えれば、これは全く間違った対応であった。こういう場合は姿勢を低くしてじっとしているにかぎる。だが、そんなことを考える余裕はなかった。気がつくと、蜂は私の頭の上でもブンブン唸っている。思わず、帽子で振り払おうとする。これは、蜂を怒らせる最もまずいやり方である。

結局、私は左の耳たぶを2箇所も刺されてしまった。MTDCのスタッフの一人は瞼を刺されて大分腫らしていた。
耳たぶはしばらくじんじんと痛み、少し腫れたが、幸い大事には至らなかった。それは蜂が、刺されると危険な種類ではなかったからである。

それからジャイナ教の石窟を見学したが、ペットボトルの水で耳たぶを冷やすのが忙しくて、写真どころではなかった。今考えれば我ながら情けない。だが、もっと口惜しいのは、蜂騒ぎで、カイラーサナータ寺院が半分も見れなかったことだ。
やれやれ、また行かねばならないではないか。

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*ビジターセンターにある模型。大体こういうものだということで。
フィールドワークの記録