05月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫07月

戸田文化講座 高野紙

2014年10月02日
午前3時までかかって原稿を書き上げたので、一昨日は一日中眠かった。論文ではなく、紹介文のようなものだが、意外なほどてこずった。担当のM田先生には迷惑をかけたが、喜んでもらっているようなので、投稿してよかったと思っている。ただそのために「次」に使うことができる時間が減ったのが痛い。どう対処するか、今日中に対策を練らなければならない。

本日午後4時40分より図書館閲覧室で「戸田文化講座」が開かれた。図書館主催で時々開かれる、なかなか結構な講演会だ。今日の講師は高野紙の漉き手、飯野尚子さん、お題は「高野紙(こうやがみ)の歴史と現在」であった。
飯野さんは高野山大学大学院修士課程の修了者でもあるから、まあ、身内だ。それがいつのまにか、高野紙漉きの唯一の伝承者になっていた。

高野紙は、高野山麓の村々で漉かれていた和紙である。かつて高野山では仏教書を中心とする出版が盛んで、高野版と呼ばれた。そこに紙の需要があったのである。

飯野さんによると、高野紙の製法は、よその手漉き和紙とはかなり違っており、簀(す)などの道具類も全部手作りだという。紙とその原料の楮などの実物を見せながらの分かりやすいお話に加えて、簀の編み方の実演もやってくださり、とても勉強になった。

ついでだからと思って、飯野さんにチベットの紙を見てもらった。以前、四川省のデルゲ(徳格)のパルカン前の店で買った経典と、K先生から借りている、ある手紙である。飯野さんによると経典の紙は簀で漉かれているが、手紙の紙は布で漉いたものではないかということだった。

ちなみにこの手紙、100年近く前に書かれた、ちょっとびっくりするものである。いずれ発表するのでお楽しみに。

縺薙≧縺枩convert_20141003084250
*楮の標本を持つ某先生。
「こうぞは、こうぞ」
「ふぁーい、分かりましたあ」






高野山大学の力