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乗っちゃいけない電車に乗ること

2014年09月04日
譛昴・陌ケ_convert_20140904095205
*朝の虹 霊宝館前

日本印度学仏教学会に出かける前日の8月29日、和歌山市で開かれたある会合で「高野山と曼荼羅」と題して話をさせてもらった。時間は4時半からきっかり1時間。後の予定があるからくれぐれも時間を守るように言い渡されていた。
こういう場合は、とにかく早めに会場入りすることが原則だ。一つは主催者を心配させないため、もう一つは会場を見て、PCの動作確認などをしながら、心の準備をするためである。
ただ早く行き過ぎても主催者側に余計な気を遣わせてしまう。そこで今回は、4時までには参ります、と連絡し、その15分前には現場に行くことにした。

泉北高速で泉ヶ丘を出たのが2時過ぎだった。三国ヶ丘でJRの紀州路快速に乗り換えると、1時間で和歌山市に着く。しかし、三国ヶ丘駅は私にとっては鬼門だ。2年前、シンポジウムのために前泊で金沢に行く時、この駅で乗ってはならない各駅停車に乗ったために特急を逃し、本来金沢で1泊の予定が大阪駅近くのビジネスホテルに泊まらざるを得なかったという苦い経験がある。今日は用心しようという意識はあったのである。

だから、各駅停車や途中までしか行かない電車を慎重にやり過ごして、ようやく紀州路快速に乗り込んだ時にはほっとした。ところが何と、この電車、次の百舌鳥駅で停車するではないか。あれ、どうしてこんなところで。驚いて車内を見回すと、快速とばかり思い込んでいたのは鳳止まりの鈍行だった。その時、私の目の前を三国ヶ丘から乗るはずだった紀州路快速がたいそうなスピードで通り過ぎて行った。

一瞬呆然としたが、すぐに冷静になれたのは「歴戦の勘」のおかげである。この電車は鳳行きである。鳳は近い。鳳は阪和線の主要駅のひとつだから、和歌山方面行きの特急や快速は必ず止まるはずだ。しかも私は余裕をもって出てきている。最悪、4時20分頃までに現場に到着すれば問題ないはずだ。

結果は大正解で、私は鳳で次の紀州路快速に乗ることができ、3時55分には和歌山駅に降り立ち、責任者から私のケータイに確認の電話が入った時には、彼の前方10歩のところにいたのである。

それにしても、三国ヶ丘駅は要注意だ。
ある大学教員の日常茶飯