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融道男『祖父 融道玄の生涯』

2014年01月28日
昨夜は夜空の星々がとてもきれいだった。その分、今朝の冷え込みは一段と厳しかった。普段なら、なかなか布団を出られないはずだが、今日は7時に飛び起きて学校に向かった。夜中の間にAさんから原稿督促のメールが来ていた。

原稿が遅うてかんわ。来月の第一週までに出してチョ。待ってるだに。

お、おい、殺す気かよ。もっとも、一年前から、あーだ、こーだ言って先延ばしにしてきたつけが回ったと考えれば、私にも非はある。研究室から返辞を出して、何とかちょっと時間を増やしてもらった。今書いている新刊紹介ができあがったら、一転がんばらせてもらおう。

この新刊紹介は次の本のものだ。

融道男『祖父 融道玄の生涯』勁草書房制作部、2013年

融道玄(とおる・どうげん)は明治から大正にかけての一時期、高野山大学の教授を務めていた真言僧である。真言宗最初の学士とされ、新仏教運動に参加し、ケヤードの『宗教進化論』を翻訳したことでも知られている。当時の真言宗きっての知識人と言ってよい。
著者道男氏は道玄師の御令孫で、お仕事のかたわら、立派な本をまとめられた。従来、道玄師については、専ら新仏教運動との関わりの中で扱われるのみで、その経歴もはっきりしていなかった。今回の出版はその欠を埋めて余りあるものである。私は去年の11月に荻窪で融さんご兄弟にお目に掛かっていろいろ教えて頂いたので、年末の出版を楽しみにしていた。最近この本を多めに送って頂いたので、大学内外に配り歩いている。
こういう記録はしっかりした形で残すべきものだ。




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