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じゃあ、またね!

2013年03月20日
3月12日(火)
今日も上天気である。8時半過ぎ、大学で木下さんと落ち合い、私の車で、まず日野西先生を連れにゆき、次に大円院に行ってドルチェさんとトランクを乗せた。行く先は、かつらぎ町天野である。

標高450mの天野は、隠れ里の印象のある小盆地である。その中心をなす丹生都比売(にうつひめ)神社は、天照大神の妹、丹生都比売大神などを祀る。弘法大師は、この女神から高野山を借り受けて真言密教の修行道場としたとされる。天野と高野山の関係は1200年以上に渡ってとても深い。

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*神社の輪橋。

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*木下さん、ドルチェさん、日野西先生。

私たちが行くと、宮司の丹生さんが出てきて、境内を案内してくれた。この神社のあれこれについて、日野西先生の詳しい説明を受けたことは言うまでもない。
たっぷり2時間ほど見学してから、とても充実した気持ちで天野をあとにした。

麓に下り、橋本に向かう途中、小じゃれたレストランに入って、フランス家庭料理の昼食を取った。ドルチェさんは、今日は奈良に泊まってお水取りを見る予定で、人文研の講演にも来たLさんと待ち合わせている。3時か4時頃奈良に着けばいいということなので、こちらもゆったり構えていた。前もって調べたところでは、1時38分橋本発の特急がちょうどいい。

ところが気がつくと時計が1時を回っている。次の特急は1時間以上あとだ。食事を中断して支払いを済ませ、急いで車に乗り込んだ。

私「橋本までどのくらいかかるでしょうね」
木下「20分はかかりますよ」
私「え、もう1時17分ですよ。これは微妙な時間だなあ」

運転しながら、いっそこのまま奈良まで行こうかとも考えたが、ほかの二人をこれ以上引っ張るわけにもゆかないと思い直す。

九度山を通って橋本の町に入る。駅への道を一度でも間違えたらアウトである。木下さんにナビをしてもらいながら進む。
駅に着いたのは、1時35分頃だったろうか。ドルチェさんが飛び出し、木下さんがトランクを抱えて追いかける。一拍おくれて駅舎に入ると、JRの窓口でドルチェさんが「切符!」と叫んでいる。「そこじゃない、上、上!」
エレベーターで2階に上がり、南海の窓口でドルチェさんが切符を買う間に、私と木下さんはプラットホームに下りた。すべりこみセーフであった。

「それじゃ、また」
「いろいろお世話になりました」
「こちらこそありがとうございました。いい旅を!」

電車が見えなくなるまで手を振ってから、車にもどると、日野西先生が車の側にぼんやり立っておられた。

それから御山への道中、日野西先生から民俗学こぼれ話をいろいろ聞いた。それにしても先生のお元気なことよ。

研究室に戻り、椅子に腰掛けると、しばらくは、音楽を聴く以外、何もできなかった。








高野山大学の力