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しゃべりすぎた

2013年03月12日
ホテルから人文研までずっとしゃべりづめだった。おかげで三条から乗った京阪を途中の丸太町でまちがって降りてしまい、乗りなおすはめに。

人文研の事務室に行き、経費の受け渡しに立ち会う。妙な話だが、この瞬間に肩の荷が下りるのを感じた。ロンドン・伊丹往復チケットの実費に規定通りの日当と宿泊費を足すと、まとまった額になる。年度末にもなって、万一ここに穴が空いたら…、というのがここ数カ月の私の悪夢だった。この瞬間を待ちわびていたのである。

それから明日の会場となる4階の大会議室に行って、事務のT井さんに機器の操作の仕方を教えてもらい、ドルチェさんのパソコンとの接続をテストした。

人文研を出てから、京大の構内を横切って、ヴィータ先生のオフィスを訪ねた。イタリア語が分からない私のことを慮って、イタリア人の二人が日本語で会話するのがおかしかった。ヴィータ先生は明日所用でイタリア行を控えていたので早々に辞した。「4月になったらビールでも飲みましょう」実はヴィータ先生からは、ドルチェさんの話とは別に、すてきな提案をもらっているのである。

それから「おむらや」に寄って明日の懇親会を予約してから、電車で三条に戻った。

三条もなかなか賑やかなところである。ホテルの近くには池田屋の跡があり、本能寺も遠くない。佐久間象山や大村益次郎が遭難した場所というのもある。

以前山折哲雄先生や阪大の川村さんたちと一杯やった蕎麦屋に入って夕食を取った。2時間半ほどそこにいたが、その間ずっとしゃべり通しである。私は、家族にはおしゃべりな男と思われているが、ドルチェさんには到底かなわない。もっぱら聞き役に回って、明日の講演会や11日に高野山大学で予定されている密教談話会のための取材に努めた。

別れ際に、ドルチェさんが一言。

「今日はちょっとしゃべりすぎたな」

お見事。

烏丸御池のホテルにチェックインし、仕事をしようとしたが、すぐに嫌になって寝てしまう。
研究ノート