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麒麟はきたが…

2020年02月15日
太平の世に現れるという結構な聖獣、麒麟。その麒麟がせっかくきたのに、捕獲してしまった、つまり殺してしまった、というのが、獲麟の故事である。孔子はこれを知って『春秋』の筆を絶ったので、獲麟は絶筆、または物事の終わりの意で用いられる。
以上は、最近もらった湯浅邦弘編著『中国思想基本用語集』(ミネルヴァ書房)から学んだことである。
お駒のような薄幸の女性が、ひたすら麒麟がくる世を願っても、麒麟がきたらきたで、それを殺そうとする、つまり乱を起こそうとする愚かな人間もいるのである。もしも脚本の池端俊策氏が、ここまでを呑み込んで脚本を書いているとすれば(そしてそれは大いにありうることだが)、クライマックスはいったいどういうことになるのか。今から楽しみである。
ある大学教員の日常茶飯 | トラックバック(0)
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