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和歌山県人会世界大会

2019年11月25日
11月24日(日)
和歌山市の和歌山県文化会館で開かれた和歌山県人会世界大会に校務で出席した。和歌山県はかつて指折りの移民県であった。戦前、戦後を合わせて、県民33000人が海を渡り、ハワイ、アメリカ、カナダ、オーストラリア、メキシコ、ペルー、アルゼンチン、パラグアイ、ブラジルに移住した。彼らは、それぞれに和歌山県人会を作って活動してきた。その代表者が一堂に会したのが、今回の世界大会であった。これに日本各地の県人会の代表者も加わり、記念式典は盛大であった。南米からの参加者のために、同時通訳は英語のほかに、スペイン語とポルトガル語が用意されていた。

第1部では、主催者、来賓の挨拶に次いで、参加県人会の紹介や顕彰盾の贈呈が行われた。第2部では、合気道の演武が、田辺市の真砂市長による植芝盛平(田辺出身の合気道の創始者)の紹介付で行われたり、宮沢和史さん、大城クラウディアさんと和歌山児童合唱団・青林高等学校吹奏楽部の協演が行われたりして、大会を盛り上げた。

和歌山県からの移民というと、思い浮かぶのは、南方熊楠とアナーバーで付き合いがあった佐藤虎次郎である。佐藤は、オーストラリア北部のアラフラ海の木曜島で真珠貝の一種である白蝶貝の採取事業を行ない、木曜島のキングと呼ばれた。白蝶貝は高級ボタンの原材料である。佐藤は秩父出身で東牟婁郡高池の富豪の婿養子になった。彼のもとでは多くの和歌山県出身者、特に紀南出身者が働き、危険なダイバーの仕事に従事していたようである。

記念式典の後は、近くのホテルで懇親会が開かれた。私は最初の40分で失礼したが、南米からの参加者が多かったこともあってか、会場は陽気な雰囲気に包まれていた。




ある大学教員の日常茶飯 | トラックバック(0)
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