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密教研究会学術大会

2019年07月15日
7月12日、13日の両日、例年通り高野山大学を会場に密教研究会の学術大会が行われた。今回の目玉は何と言っても、陝西師範大学教授・同大学宗教研究センター主任の呂建福先生の特別講演「中国密教研究の諸問題」であった。ほかにも科研費の研究グループによる連続発表もあって、新味が加えられた。

呂先生は中国密教研究の第一人者であり、中国における密教研究の開拓者でもある。今回は、中国密教研究の現状や問題点などについて大局的な見地から論じていただいた。「中国密教研究の諸問題」は私の発題なのであるが、呂先生はこれに期待をはるかに超えた内容で応えてくださり、大変にありがたかった。呂先生効果もあって、学術大会はいつも以上に盛況であった。

高野山大学大学院で学ぶ二人の中国人留学生、趙新玲さんと徐東軍君が原稿翻訳に、通訳に、大活躍してくれたのも実に心強いことであった。招聘事務は私が担当したが、中国の学者を招待する場合、どのような書類が必要か、審査にどのくらい時間がかかるかなどがよくわかり、いい経験になった。

以下は、今後の参考にここ数日間の動きを略述する。

7月11日(木)
午後4時半、通詞役の趙さんといっしょに車で高野山を下り、関空までお迎えにゆく。6時過ぎに関空着。飛行機の到着は、6時55分の予定が少し遅れて7時過ぎであった。第1ターミナル2階の店でいっしょに夕食を取った後、雨の中、高野山に向かった。雨が強いのと道に慣れないのとで運転には相当神経を使った。高野山着は10時40分頃であった。
7月12日(金)
9時半より学術大会1日目が開始された。呂先生も最初から熱心に聴かれた。午後3時より呂先生の特別講演「中国密教研究の諸問題」が始まった。前もって提出していただいた原稿を趙さんと徐君が数日がかりで翻訳し、この日に間に合わせてくれた。呂先生が段落を区切って原稿を読み、その分の和訳を前半は趙さん、後半は徐君が読み上げる形で講演が進んだ。質疑応答を合わせて2時間の講演だった。そのあと、総会を経て懇親会が開かれた。この席でも先生は精力的に話をされた。
7月13日(土)
12時過ぎに学術大会が終わった。昼食は花菱。これは呂先生のご招待で、恐縮の至りであったが、感謝の意を表したいという先生のお気持ちをありがたく頂いた。午後は小雨の中、奥之院を案内した。往きは歩き、帰りはバス。しばらく宿坊で休んでもらい、5時半から学長も加わって夕食会。呂先生が中国からもって来られた白酒で何度も乾杯した。
7月14日(日)
8時に宿所に行き、京都に向かう一行を二台の車で高野山駅まで送った。まず一行を下ろし、車をよそに置いてからプラットホームに駆けつけると、ケーブルカーの発車にぎりぎりで間に合った。帰宅してブランチを食べると、あとは寝るしかなかった。
7月15日(月)
海の日だが、大学は授業日なので、朝早く御山にもどった。気がつけば、前期末も近い。他のことはほとんど何も考えずにすんだ幸せな4日間だった。

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