FC2ブログ
10月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫12月

素食、素食

2018年11月01日


長城から北京市街に戻った私たちは、素食の店で昼ご飯を食べた。粗食ではない。素食、つまり肉を使わないベジタリアン料理、精進料理である。これはSさんの招待だった。Sさんはキャリア10年未満の仏教徒である。数年前から禁酒、禁食肉を実践している。一席設けてくれたのは、北京でも有名な素食の店「花開素食」。最近北京ではこういう店が増えているのだという。


料理は実に結構であったし、話もおもしろかった。Sさんは実業家で手広く商売をしているらしい。仏教徒になる前は、仕事や友人関係で飲酒の機会が多かったが、今はすっかり止めている。そして何よりよかったのは、仏教徒になって悩みが消えたということである。家族も皆仏教徒になって毎朝勤行しているという。この熱心さは、自らの意思で信仰を選んだ人ならではのことだと思う。

IMG_1161_convert_20181102094429.jpg

*見た目きれいで、味もよい。器もすてきだ。


食後、賓館に戻って夕方まで過ごし、それから別の招待に応じて、タクシーで北京の高級住宅街に向かった。驚いたことに、そこは一昨年御世話になったモンゴル人実業家の住む高級集合住宅であった。そこで仏像のコレクションを拝見してから、招待主であるCNさんの運転する車で予約の店「葉葉菩提」に向かった。この店も素食専門で、北京では相当な有名店と聞いた。


CNさんは若くして成功した女性実業家である。日本ではちょっと見ないようなすごい車に乗っているが、これは誕生日に自分へのご褒美に買ったとのこと。この日の彼女の服と帽子の色が、車体の色にコーディネートされていて、とてもお洒落であった。CNさんも、それから遅れてきた友だちのDさん(彼女もまたいくつかの店を経営している)も、Sさん同様の新しい仏教徒である。素食をいただきながら、密教の歴史についていろいろ質問を受けたが、彼女たちの熱心さ、まじめさ、賢さには感心した。1時間半ほどの会食中、話題は専ら仏教のことであった。

IMG_1180_convert_20181102094504.jpg

*最初に出てきたお茶とお菓子。なかなかおつなものです。

IMG_1185_convert_20181102094601.jpg

*メインはこれ。仏跳牆。修行中のお坊さんもお寺のかきねを飛び越えて食べに来る、というもの。


昼食、夕食ともに素食で、身体の中がきれいになった気がした。10時前に宿舎に戻り、明日は足が痛いかもしれないと思いながら寝に就いた。

フィールドワークの記録 | トラックバック(0)
 | HOME |