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こっ、こんなことが

2018年05月31日

先週の金曜日、去年12月に損傷した歯の治療がようやく終わった。1時間は食事をしないようにというので、橋本まで行って喫茶店で時間をつぶした。

8時過ぎにそこを出て、駐車場に止めた車の前で、ポケットに入れた車のキーをさがしたが、なかなか出てこない。ケースに入れた老眼鏡、眼鏡ふき、スマートフォン、ハンカチ、鍵の束、領収書、メモ書などなど私のポケットにはいろいろなものが入っている。それらをかき分けながら、ズボンと上着のポケットをまさぐる。まもなく指先に10年以上慣れ親しんだキーホルダーが触った。鞄を後部座席に積んでいざ出発。実はその時、かすかに違和感を覚えたのであるが、そのまま発車した。5キロほど走って笠田のドラッグストアの駐車場に入り、車を降りようとして気がついた。あれ、スマホがない。やれやれ、さっきの喫茶店に置いてきてしまったかと思いながら降り、なにげなく車の後部を見て、ぎょっとした。

トランクフードの上にスマホと眼鏡ケースがちょこんと乗っているではないか。私は瞬時に事態を理解した。さっき喫茶店の駐車場でキーをさがしたときに、ほとんど無意識にスマホと眼鏡ケースをトランクフードの上に置いた。それを忘れて、そのまま5キロも走って来たのである。トランクフードの上部は狭く、わずかながら傾斜している。途中一度でもブレーキをきつくかけたり、ハンドルを急にきったりしたら、スマホも眼鏡も転げ落ちてしまったはずである。

もって私の運転技術の卓抜さを証するに十分であるが、心配なのは、大事なものをよりによってそんなところに置きっぱなしにする私の頭の方である。

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たまりかねて医者にゆく

2018年05月28日

「たばこすいますか」

「いいえ」

「よくしゃべりますか」

「まあ、教員やってますから、しゃべるのが商売です」

「なるほど。ストレスはありますか」

「特にないと思いますが、敢えて言えば・・・ダイエットがストレスでしょうか」

「ダイエット?まあ、人によってはそういうことも。ともかく、ストレスが原因です。典型的な症状ですよ」

「リフォームのために片付けをしたときに、ほこりやカビを吸ったかもしれないんですが」

「関係ないでしょう」

「アルコールを飲むと腫れるというようなことは」

「関係ありません。神経性のものです」

「この●●●(薬の名前)を飲むと、少しいいような気がするんですが」

「それは、これには効きません」

3月の終わりくらいから、喉の不調に苦しんできた。別に痛いわけではない。喉の中が腫れているようで、呑み込みずらいことがある。声がかすれて、自分のものでないような。最初は花粉症の症状だと思っていた。どうせそのうち治ると。しかし、時間が経っても治らないので薬を買って飲み始めた。多少効くような気もするが、すっきり治まるわけではない。ついに意を決して、近くの耳鼻咽喉科に行った。鼻からワイヤーのようなものを入れられ、声帯の動画を撮られた。それを見ながら説明を受ける。声帯というものを見たのは初めてである。こちらは重大な病気かもしれないと恐れていたから、お医者のことばに胸を撫で下ろす。

診察を終わって病院を出て、向かいにある調剤薬局で漢方系の薬を受け取る。その足でパンジョのレストラン街に行き、クリームコロッケとヒレカツの定食(ご飯、キャベツの千切り、アサリの味噌汁はおかわり自由)で、いくぶんのストレス解消を図った。



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草深い古寺

2018年05月27日

5月27日(日)

昨日、午前中に自宅に戻り、職人さんたちに差し入れをした後、いつも通り、泉ヶ丘駅前に出て昼食を取り、お茶を飲んだ。高野山に戻るには時間が早いので、南図書館で何冊か本をめくった後、思い立って、高貴寺を訪ねた。来週、高貴寺では慈雲尊者生誕300年祭が挙行される。K野さんからその案内を貰ったが、当日大学で所用があって行けそうもないので、前もって訪ねたのである。


高貴寺のある河南町は、泉ヶ丘からはそう遠くない。PLの塔が遠望できる範囲内である。行ってみると、参道の崩壊が前よりも進んでおり、危機の進行を感じさせたが、住職は相変わらず意気軒昂だった。「墨、擦りませんか」

墨擦りは遠慮し、いくらか話をした。当日は大勢詰めかけるという。寺に静寂が戻った後、学生たちを連れてくる方が良さそうに思われた。


高貴寺に来ると、気持ちが安らぐのを覚える。久しぶりで「草深い古寺」という言葉を想い出した。これは、子どもの頃に習字塾で与えられた課題である。小学生の時分、私は、親の方針で、毎週日曜日の午前中に開かれる習字塾に何年も通わされた。私は親の言いつけをよく聞く「よい子」であった。この塾の指導法は、先生にお手本を書いてもらい、それを見ながら一二枚書いて、先生に朱筆で添削を受けるというもので、何ら強制を感じさせるものではなかったが、私は内心これがいやでいやでたまらなかった。できれば塾を休んで、テレビを見ていたかった。才能もなかったのだろう、字は少しも上達しなかった。ただ、「草深い古寺」という課題をもらった時には、これが妙におもしろく思われた。すると不思議なもので、字も割合うまく書け、私は先生に誉められた。


考えてみれば、今の境遇に至る下地は、すでにこの頃には私の中にできていたのであろう。

私にとって高貴寺は、「草深い古寺」のイメージにぴったりの寺である。



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爽やか

2018年05月22日

5月22日(火)

最近の高野山の朝の爽やかさはたとえようもない。梅雨に入る前に、もうしばらくこの爽やかさを味わっていたい。

今年2月の一日人間ドックをきっかけに始めたダイエットが今のところ奏功している。これまた気分のいい理由である。

例の「悪質タックル」の学生が記者会見。見ていてちょっと胸が熱くなった。

夜9時に寝て朝5時に起きる。今このサイクルを作ろうと努力している。




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次は何だ

2018年05月19日

5月17日(木)

インドのプネーからのお客さん、B先生のファミリーを奥之院に案内した。B先生の師であるKリンポチェがニチャン・リンポチェと親しく、ファミリーはニチャン師の推薦で高野山に来た。いきおい、私に案内役が回ってきたという訳である。穏やかな人たちで、私の案内をとても喜んでくれたので、こちらも気分がよかった。

5月18日(金)

早朝からチャオさんを呼んで、8月に開かれるK-GURS大学院生発表会用のアブストラクトの直しを手伝う。実は前日からある問題が持ち上がっていたのだが、朝から連絡等に努めた結果、ほぼ解決に向かった。最近はこういうことが多く、「次は何だ」「何が起きるんだ」と身構えておかなければならないような始末である。

午後から御山をくだり、リフォーム開始から五日目のわが家を見にゆく。職人さんたちに缶コーヒー、お菓子、ミネラルウォーターを差し入れたあと、泉ヶ丘駅前に出る。最近、駅ナカに高島屋の出店や薬局などが出来て、この辺りは一層便利で賑やかになった。串焼き屋の手作り弁当で早い夕食を済ませ、もう一度家によってから御山に戻った。

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リフォームと東京出張

2018年05月16日

14日(月)から自宅の全面リフォームが始まった。これから5週間、私は御山を拠点に生活する。家人は、職場の近くにウィークリーマンションを借りた。家財一式は、13日に業者の手で八尾のトランクルーム2つに収められた。そこに至るまでの準備は相当な苦役だった。私は専ら不要品の廃棄を受け持ち、堺市のクリーンセンターに車で要らなくなったものをせっせと運んだ。最後には職員に顔を覚えられ、「大変ですねえ」と声をかけられた。去年の末からぼちぼち始めて、結局、1トンは運んだだろう。不要品は必ずしもゴミではない。これから先、もう使うことはない、との判断で、泣く泣くお別れした物たちだ。


さて、14日、S博物館のHさんといっしょに、日帰りで東京駒込の東洋文庫を訪れた。目的は、ここに蔵される河口慧海請来の梵語・チベット語文献を閲覧すること。S博物館がこの秋に予定している企画展の準備の一環だ。一人一回5点までの閲覧制限があるので、10点リクエストして、2時間近くかけて閲覧した。そのあと図書部の掛かりと打合せをして、帰途に就いた。

家に戻り、真っ暗い中、一応内部をチェックしてから、車で御山に向かった。長い一日だった。


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引っ越しがひとつ終わる

2018年05月04日

5月4日(金)

「ここは先生たちが要らないものを置いておく部屋ですか」

私の部屋を一目見るなり、ウセルさんはこう言った。

「いいえ、ここにあるのはぜ~んぶ私のものです」

「・・・・・」(しばらく二の句が継げないウセルさん)


研究所長室からの引っ越しが漸く終わった。もちろん、私の部屋は物置ではない。今後1年ほどかけて、徹底的に整理し、ものを3分の1ほどに減らすつもりである。



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お片付け

2018年05月03日

5月3日(木)

家でも学校でも片付けを続けている。チェックして、捨てて、詰めて、運ぶ。そうしていると、まるで都市遺跡でも発掘しているように、いろいろな物が出てくる。あまり見たくないものも多いが、ついつい見入ってしまい、そのたびに自己嫌悪に囚われる。過去など振り返らず、前だけ向いて進んでゆけたら、どんなに気持ちがよいことか。家人の性格はそれに近いが、私はそんな風にはできていない。

それにしても、随分と買い込んだものである。長い間、本を買うのは当たり前だと思ってきた。辞書も文法書もテクストも、できるだけ買いそろえなければならないと思い込んできた。買うことができないものは、いつでも参照できるようにコピーしておかなければならないと信じてきた。まともな学者ならば、いずれ書庫のひとつも持たなければならないと考えてきた。しかし、今はまったくその気がない。できるだけ減量する。それは自宅のスペースの問題でもあるのだが、いつでもどこへでも旅立てるように、きれいさっぱり片を付けておきたい気持ちだ。

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ニセアカシアがもう花盛り

2018年05月02日

5月2日(水)

雨。今年は季節が早い、というよりも春と夏が圧縮されている感じがする。泉ヶ丘の周辺では、もう夏の花が咲き始めている。

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泉ヶ丘周辺の遊歩道を歩いたら、ニセアカシアの白い花びらが雪のように道路を覆っていた。

***

4月30日は阿倍野ハルカス14階の和食店で顔合わせ。またひとつ肩の荷を下ろした気がした。

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