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京都文化博物館

2017年07月30日

7月29日(土)

午後から京都文化博物館に行く。ここには京都の老舗香琲店が入っているので、行く度に食事だの喫茶だのを楽しんでいる。この日はチキンカレーとアイスコーヒーで遅い昼食を取った。

その後、各階を割と丁寧に見て回った。出かけた目的は「京都の画家と考古学―太田喜二郎と濱田耕作―」展を観ることにあったが、「パリ・マグナム写真展」も見応えがあった。


青陵濱田耕作は、「日本考古学の父」とも呼ばれる著名な考古学者である。今まで接点のなかった濱田に興味を持ったのは、今取り組んでいるテーマに絡んで、濱田の名が数回出てくるからである。研究にとって特に重要という訳ではないが、本筋とは思えないところまで丁寧に押さえてゆくと意外な収穫があることは、これまでにも何回か経験している。





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テレビがつまらない

2017年07月24日

7月24日(月)

10時より、通信制大学院研究発表会が開かれた。私の指導している院生だけでも3人発表した。テーマは言語哲学、「チベット死者の書」、習合思潮とさまざま。今日は朝からだるかったから、余計疲労が募った。


最近テレビがつまらない。ニュース番組やワイドショーは特にひどい。つまらないからどんどん見なくなる。まあ、これはこれで悪いことではない。見ない、ということがせめてもの抵抗だ。ただNHKの教育テレビだけは別である。先日の「モーガン・フリーマン 時空を超えて」の「運命か?自由遺志か?」などは、眠いのを我慢して最後まで見てしまった。むろんこの番組はNHKの自前ではないが、海外の地味だが良質な番組を買って流すのもNHKの仕事だろう。


ラジオもNHKの第2放送をよく聞いている。主に語学学習プログラムだが、高校講座なども聞いて面白い。専門外の知識レベルは、高校で止まっているものが多いから、大いにためになる。私たちの頃には、2年間の教養部という課程があったから、そこでしっかりリベラルアーツを勉強しておけば、もう少しましな人間になれたのかもしれないが。


昔見て印象に残っているテレビや映画、見たかったのに見られなかったテレビや映画をネット上に発見した時には、今の世に生きている幸せを感じる。ただ、こちらの方では、私は、大幅なダイエット(情報ダイエット)を必要としている。


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真夜中の読書

2017年07月18日

7月19日(水)

明け方のまだ暗いうちに、蝉がいっせいに鳴き始めた。朝夕涼しいけれど、高野山も夏は夏である。


一昨日の晩は腹痛で苦しんだ。これ自体は癖のようなもので、予防の方法も知っているのだが、つい油断した。眠れないのでベッドの側にころがっている本の中から文庫本をつかみ上げた。浅田次郎の『天国までの百マイル』だった。既読の書だが、読み出したら止められず、窓の外が白み始める頃には読み上げてしまった。腹痛も治まったので、2時間ほど眠って大学に出た。

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早起きは

2017年07月14日

7月13日(木)

この頃は6時から6時半の間に起きて朝食を取り、7時過ぎには研究室に入ることにしている。朝食を取りながら、NHKのニュースを見ているが、世の中が騒がしくなる前のこの時間帯に流れる情報にはちょっとおもしろいものがある。

今朝注目したのは、「本屋さんの香のスプレーで便秘対策」というニュース。本屋に行くと何となくトイレに行きたくなる。このことについては浅田次郎が大分前にエッセーに書いている。それを読んで、自分だけの錯覚じゃないんだなと思った。その後、本のインクか何かが作用するという説を読んだ。ニュースは、ある大学の先生が、この現象に注目し、成分を抽出してスプレーを製品化したというもの。ある女性が自分の部屋に散布しているシーンも登場した。私には「対策」としては必要ないが、自分の部屋に本屋さんの香がほのかに漂っているというのは悪くない気がする。それでお腹が痛くなっては仕方がないが。


7月14日(金)

今度の日本印度学仏教学会学術大会での発表に関連して、ある写真のデータが必要になったので、それをお持ちのK大名誉教授のM先生に連絡した。M先生は大学の大先輩だが直接のコンタクトはないので、T大のS先生にお願いして、繋いでいただいた。そのおかげで、一昨日の夜から昨日にかけて三人の間でメールの遣り取りがあり、首尾よく貴重なデータを借りることができた。この写真の原版は、マールブルク大学図書館のオットー・アールヒーフに蔵されている。9月の発表の際にパワーポイントで提示させてもらう予定である。

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忘却の連鎖

2017年07月11日

ボールペン、鍵カード、ひげ剃り、部屋の鍵、老眼鏡、ケータイ、印鑑、名刺入れ、財布。


これは最近どこかに置き忘れて探し回ったもののリストである。一気になくしたのではなく、ひとつ見つかると、また次をなくすといった具合に忘れ物の連鎖が起きている。幸いそのすべてが結局は見つかって私の手元に戻ってきた。財布が見えなくなった時には、ついにこの日が来たかと観念したが、ひょいと見たら、隣のイスの上にあった。家人は見かねて、いっそ首から提げろと言っている。長財布をいったいどうやって…


腕時計、車のキー、曼荼羅荘の玄関の鍵、もう一方の眼鏡


これは、これからどこかに置き忘れるおそれのあるもののリストである。これに車などが加わってきたら、もういけません。

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能海寛研究会年次総会

2017年07月10日

広島、浜田の二日間はいい休養になった。浜田市金城は、今回の大雨で全国ニュースになったが、昨日はさほどでもなく、某女史の運転でも危険は感じなかった。しかし、なぜか女史は、「横からぎゃあぎゃあうるさい」とおかんむりだった。私はただ、「北海道の路じゃないんだから、あまりスピード出さないでね」と懇願していただけなのだが。


来年が能海寛生誕150周年である。年次総会では記念イベントについて議された。できれば、何回か行って資料調査もしたいのだが…


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*2日間の〆に、あなごの天ぷらセットで一杯。広島駅中にて。


それにしても、密教研究会と能海寛研究会が繋がるのは毎年のことで、まるで巡業である。

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密教研究会設立100年記念大会

2017年07月08日

7月7日(金)、7月8日(土)の二日に渡って密教研究会学術大会が開催された。今大会は1918(大正7)年に密教研究会が設立されてから100年目の記念大会であった。『密教研究』第1号を見ると、同年5月26日に研究会発会式が行われていることが分かる。初代会長は当時の真言宗高野派管長密門宥範師が務め、委員長に東條隆哲師、編集部委員長に長谷部隆諦師、中野義照師等の名前が見える。会長は名誉職で、実質的なリーダーは東條師だったと見られる。今から見れば錚々たる顔ぶれであるが、彼らもまだ若く、それだけ密教の学術的な研究に情熱を燃やしていたものと思われる。偶々去年から会長職を拝命しているが、今大会はその責任を特に強く感じさせられた。

記念講演は高木訷元先生(高野山大学名誉教授)にお願いした。その講演「大師の真言教学の起点ー『請来目録』の教学的意義ー」は2時間半に及ぶ熱弁で、聞き応えがあった。


現在8日の12時過ぎ。これから御山を下り、帰宅してしばし休憩した後、広島に向かう。今日は広島駅近くのホテルに宿泊し、明朝、車で浜田市金城町に向かい、能海寛研究会に出席する予定である。

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泉州石工

2017年07月03日

金曜日の午後、会議のため和歌山大学に行った。和歌山大学のキャンパスは大阪府との境に近い高台に位置している。会議終了後、阪南、泉南、泉佐野、貝塚、岸和田と、大阪のディープサウスを通って帰宅した。このルートは、かつては行楽の行き帰りにしばしば利用したが、子どもたちが大きくなってからはさっぱりだった。


阪南、泉南の旧日根郡は、近世に活躍した泉州石工の故郷である。彼らの作品は高野山にも多いらしい。主な石材は和泉砂岩である。良質な石材が採れることが、このような産業が発展する基本的条件だったのだろう。

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*高野山奥之院で最大を誇る崇源院(徳川秀忠夫人お江)の五輪塔。その台座には「石作 泉州黒田村甚左衛門」と制作者の名が彫ってある。黒田村は現在の阪南市黒田らしい。

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初夏の味覚

2017年07月02日

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親戚から佐藤錦が届いた。宝石のような輝き。甘酸っぱい初夏の味覚である。とはいえ、そんなに大量に食べるものではない。小さい子どもたちがいるお隣におすそ分けして喜ばれた。

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