02月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫04月

人生の節目

2016年03月30日
3月23日(水)
難波のスイスホテルで開かれた産経新聞社主催のハッピーエイジング&ソナエ博という催しに派遣され、「インド観光セミナー」のセクションで、「インド仏跡とブッダの物語」と題して短い講演をさせてもらった。定員の2倍以上の申し込みがあり、盛況だった。そのあと用意されたお弁当をいただきながら、エアインディアや阪急交通社の人たちと情報交換。ついでに、車椅子ダンスと堀内孝雄ミニコンサートを見て帰宅した。

繧ス繝翫お蜊喟convert_20160331190753
*会場の入口ではエアインディアのマスコット人形、マハラジャ君がお出迎え。こんなスタイルが外国人から見たインド人のイメージを作ってきたことは否定できない。

3月24日(木)
空は晴れているが、風はとても冷たい。長女の学位記授与式に出席した。会場には入れないので、用意された食堂のモニターで見守った。長女にとって大学院修了は人生の大きな節目である。これはむろん本人の努力の結果であり、学資を出すこと以外に親たちの出る幕はなかったが、これで「子育て」も終わった、という感慨があった。

3月29日(火)
京都宗教系大学院連合(K-GURS)の評議会に出席するため京都の大谷大学に行った。京阪沿線の桜はまだ2分咲き程度であった。京阪に乗ったのは路線をまちがえたためで、三条で地下鉄東西線に、烏丸御池で烏丸線に乗り換えた。K-GURSも随分長く関わり、得たものも大きかったけれど、今年度は忙しすぎて評議員の職責を満足に果たせなかった。次の人にバトンタッチし、この日で役御免となった。

3月30日(水)
4月の行事のために、朝からinvitation letterを書いたり、サインをしてもらったり、判子を押してもらったりで大忙しであった。今ようやく解放された。実は今月中にやっておかなければならないはずの仕事がもう一つ残っている。今度の日曜日、京都でS須先生の祝賀会があるので、そこで楽しく飲めるかどうかは、ここ数日のがんばりにかかっている。
ある大学教員の日常茶飯

日本語教室の春

2016年03月22日
「あすははれでしょう」
この「でしょう」は推量を表す。
「疲れたでしょう?」
この「でしょう」は相手の同意を求めるものである。

ゲシェーらはテレビの天気予報をよく見ているらしいので、「あすは雨でしょう」「土曜日頃からあたたかくなるでしょう」という具合に、最初の「でしょう」はよく耳にしているはずだ。それがようやくテキストに出てきた。

一つのフレーズを教えると、彼らはすぐに応用を試みる。
「さくらが○○でしょう」の○○は日本語で何と言うのかと、ウセルさんが手真似をまじえて聞くので、これさいわいと「さく」という動詞を教える。辞書形が「さく」、ます形が「さきます」、て形が「さいて」、ない形が「さかない」、た形が「さいた」。第1グループの動詞である。

今度はナムギェルさんが、myu guも「さく」のか、と聞くので、芽は「さく」のではなく「でる」のだと教える。同じ様な調子で、草は「はえる」、枝は「のびる」と進み、最後に、

 春になったので、花がさいたり、めがでたり、くさがはえたりしています。鳥もないています。

とまとめた。「・・・たり、・・・たり」もこの間学習したばかりだ。
話がどんどん横にそれるようだが、その時その時のニーズが最大の学習動機だからこれでいいのである。これで彼らも日本の春の情景をいくらかは言葉にすることができる。
彼らは南インドの僧院で長く暮らしていたから、こんな厳しい冬は少年時代以来だっただろう。一冬彼らを見てきたから、春を待ちわびていた気持ちは痛いほど分かる。

ある大学教員の日常茶飯

雑感

2016年03月21日
このところ、土日は寝てばかりいる。一昨日も、家人が朝からでかけたのを幸い、一日中ごろごろして外出もしなかった。

真田昌幸が室賀正武を謀殺した。これは史実らしい。その経緯は伝えられているようだが、そのディテールや登場人物達の人間関係と心理などをどう描くかは、脚本家に任せられていると言ってよいだろう。暗殺という凄惨な事件である。下手をすれば、昌幸のみならず、ドラマ序盤の功労者とも言える西村室賀の株さえ下げかねない。その点、昨日の第11回は、実に巧みに描かれていたと思う。

「大河」での西村雅彦は、『秀吉』での、ぬらりとして不気味な家康が印象に残る。この家康と市原悦子の大政所との絡みは、「大河」史上に残る名場面といってさしつかえないと思う。それが「真田丸」ではまったく別人だから、さすがプロと恐れ入るしかない。

そんな訳で、今年は大坂夏の陣での最後の突撃まで、いろいろ楽しませてもらえそうである。視聴率こそ、歴代の好調な「大河」に及ばないが、それは一家してお茶の間で「大河」を見るという習慣がもはや過去のものになったということだと思う。

トルコのテロ。今度のはこのブログでも紹介したイスタンブル一の繁華街イスティクラール通りで起きた。ドイツ人観光客が巻き込まれたこの前の爆発の現場は、旧市街のブルーモスクに近いヒッポドロームの辺りだ。実は今年も行けたら行きたいと思っていたが、最近の状況で大分遠のいた。残念だ。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    




ある大学教員の日常茶飯

○坂先生を偲ぶ会

2016年03月14日
螟ゥ逾樊ゥ狗ュ句膚蠎苓。誉convert_20160314190028
*日本一長いといわれる天神橋筋商店街。全長約2.6キロメートルもあるらしい。

3月14日(月)
昨夜からの雨が8時過ぎから雪に変わった。こういうのを「三寒四温」という、とゲシェーたちには教えている。明日は卒業式だ。

土曜日の午後4時から、大阪北区の天神橋筋商店街の中にある小ホールで、去年の10月に亡くなった○坂先生の「偲ぶ会」が開かれた。○坂先生は、大学の研究室の大先輩で、特に関西に来てからは何かと御世話になった。後輩には優しく寛容な人だった。学問は手堅く、市民としての啓蒙・研究活動にも熱心だった。これはちょっと真似ができないと思っている。

ここ数年病気に苦しんでおられたことは知っていたが、まさかこんなに早く、という気持ちである。葬儀はご家族で済ませられたとのことで、私がご逝去を知ったのは年末になってからであった。今はただご冥福を祈るばかりである。

螟ァ髦ェ螟ゥ貅€螳ョ_convert_20160314141028
*ついでながら、梅祭りの最中の大阪天満宮に参詣した。
ある大学教員の日常茶飯

また3月11日を迎える

2016年03月11日
日本語の授業では、毎回最初に今日は何月何日何曜日か尋ねる。今日は3月11日金曜日である。何度か書いているように、彼らはテレビをよく見ているから、今日が何の日かはちゃんと教えなければならない。

「今日は5年前に東日本大震災があった日です。大地震と津波でたくさんの人がなくなりました。とても悲しい日です・・・」

ゲシェーたちもチョウさんも神妙に聞いていた。

ついでながら、地震の時には上からものが落ちてくるので机の下にもぐり、何よりもまず頭を守ること、大阪で大きな地震にあったら、津波が来るかもしれないから高い建物に避難すること、「火事だ!」と聞いたら、急いで外に出ることなどを教えた。ついでのついでに、自転車に乗っているチョウさんには、ヘルメットをかぶるように注意しておいた。

それから話はネパールやチベット、四川省や青海省や台湾の地震に及んだが、そうしてばかりもいられないので、こう言って次に移った。

「でも心配しないで下さい。日本は強いので、大丈夫です」
ある大学教員の日常茶飯

浦江聖天

2016年03月06日
蜀咏悄+(3)_convert_20160306184430
*福島の聖天通商店街。上の円盤には「遊歩」とあるが、これはUFOに掛けているらしい。

3月4日(金)
何回か電話をもらっていたK川氏が訪ねてきた。わざわざ東京から、と恐縮したが、実家は関西とのこと。1時間半ほど話してから、奥の院の一の橋まで案内した。

3月5日(土)
午後、大阪市福島区の浦江聖天了徳院を訪問した。環状線の福島駅横から続く門前町の商店街には占い師の店が目に付き、「売れても占い商店街」と染め抜いた横断幕やのぼりがはためいている。この現象は20年ほど前からのようで、アイディアひとつで商店街を活性化させた好例らしい。むろん、福運をつかさどる聖天(歓喜天)さんが奥にでんと鎮座ましましているのが大きい。

了徳院の訪問は長年の懸案事項だった。明治から大正にかけてここの住職をしていた釈大真に興味があったからである。大真は釈雲照の目白僧園で学んだ人で、河口慧海とも親しかった。慧海がチベット旅行から持ち帰った品々は、一時この寺に保管されていた。

ご住職に優しく丁寧に迎えられて、1時間ほどお話を伺い、いろいろな知識を授けてもらった。実に気持ちのよいひと時で、このように年を重ねなければならないとつくづく感じさせられた。
フィールドワークの記録
 | HOME |