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パソちゃん入院

2013年02月26日
一昨日の夕方、研究室でパソコンを立ち上げると、カーソルがフリーズしてぴくりとも動かない。これでは操作のしようがないので、強制終了して、電源を入れなおした。ところが事態は変わらない。そこで、やりたくはないが、もう一度同じ操作を繰り返す。変わらない。繰り返す。そのうちにパソコンが「ブン、ブン」いいだす。まずい。明らかに故障である。最近、パソコンの調子が悪いことには気づいていたつもりだったが…

仕事にならないので、電源を切って、曼荼羅荘に帰った。

翌朝、ベッドの中でつらつら考えた。これまで俺はパソコンに依存しすぎていた。これはパソコンから自立するいい機会だ。これからは、電子機器に頼るのではなく、自分の脳みそと手書きでやってゆこう。幸い、撮りためた写真データは、このあいだ学生諸氏からもらった外付けハードディスクに保存してある。あとはドキュメントだが、最も重要なものは、別にメモリーに保存してあるはずだから、最悪ではない。メールもできれば救いたいが、なければないで何とかなるだろう。しかし、待てよ。ドキュメントの中には、便利なデータがいろいろ入っていた。ああいうのがなくなったら仕事の範囲が狭くなるし、もう一度やり直すのは骨だし…

くよくよ考えていても仕方がないので、朝一番にスペシャリストのN口氏に相談してみた。「とにかくドキュメントを救いたい。デスクトップとメールも、できれば」と。

さっそくN口病院に入れて検査を受けさせると、「Cドライブがいっぱいになっている」とのこと。要するに、食べ過ぎ、太り過ぎで身動きが取れない状態だったのである。

それからいろいろ「治療」を受けさせたが詳細は略する。

夕方、パソちゃんは元気に退院し、研究室に戻った。しかも前よりもずっとお利口になっている。夜、デフラグしたり(これに何と1時間もかかった)、余分なファイルをデスクトップ上から消したりして、さらに磨きをかけた。これでまた仲良くいっしょに仕事ができる。でもそのせいで、パソコンからの自立は遠のいた。

ある大学教員の日常茶飯

講演会のちらしができた

2013年02月19日
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ドルチェさんの講演会のちらしとポスターのデザインができた。
なかなかいい出来だ、と思う。

この際、この講演のデータを繰り返そう。来てね!

公開講演会「イコン、焼香、弘法大師―19世紀英国における日本仏教のイメージ―(Icons,Incense and Kôbô the Wonderworker: Images of Japanese Buddhism in Nineteenth-Century Britain)」

講師:ルチア・ドルチェ(ロンドン大学東洋アフリカ学院准教授・日本宗教研究センター長)
日時:2013年3月8日(金)18:00~20:00
場所:京都大学人文科学研究所本館4階 大会議室
主催:京都大学人文科学研究所共同研究班A(奥山班)

聴講無料・事前申し込み不要
講演は英語、日本語要旨配布、質疑応答日本語

研究ノート

2日目 天皇寺高照院

2013年02月17日
2月10日(日)
1ヵ月近く前、四国大学の眞鍋俊照先生に電話したのは、四国遍路を研究する若手の研究者を紹介してもらうためであった。
「私が行ってもいいよ。君の顔も久しぶりで見たいし」
恐縮の極みであったが、おかげさまで、天皇寺の研究会は分厚いものになった。

坂出駅から12時55分の各駅停車に乗ると、八十場(やそば)までは1駅である。予め電話していたので、駅までお寺の人が迎えにきてくれていた。私たちの一行は、坂出駅中のうどん屋の前で京大の田辺明生先生を吸収して、全部で6人になっていた。

四国八十八ヵ所霊場第79番札所、真言宗天皇寺は、崇徳上皇を祀る白峰宮に隣接して本堂、客殿、庫裡などがある。予め聞いてはいたが、客殿にはすでに先達、檀信徒、寺族の人たちが詰めかけていた。2時近くになって、真鍋先生、それからこの近くにお住まいの竹内信夫先生がお越しになった。

最初に本堂で読経等があり、次いで客殿に戻って、沼野住職のご挨拶のあと研究会が始まった。

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講演
眞鍋俊照先生「四国遍路について」
発表
梅原豪一氏「霊宝館設立を中心とする高野山文化財保存史の研究」
武田龍樹氏「カンボジア村落部に内戦とポル・ポト時代の死者をめぐる人類学的考察」

眞鍋先生のお話は、2010年に放送された先生の「四国遍路を考える」(NHKラジオテキスト)を下敷きに、一般向けの話題と専門的考察とが巧みに配合されたすばらしいものだった。そのあと、田辺先生がコメンテーターとして口火を切り、竹内先生、寺族・先達・檀信徒のみなさんも活発に発言して話がはずんだ。

梅原・武田両氏の発表も準備十分なものであった。これらにも質問や意見が活発に出て、すべてを終了したのは6時15分頃だった。四国も夜は寒い。天皇寺を辞すると、タクシー2台に分乗して、坂出グランドホテルに直行した。

住職の沼野圭翆師を始め天皇寺のみなさんには本当にお世話になった。沼野さんは高野山大学大学院博士課程の現役院生でもある。気軽にお願いして、思わぬ負担をお掛けしたが、おかげでこちらは充実感と笑顔で全日程を終了することができた。

総じて、四国の遍路道では仏がとても身近な印象を受けた。四国遍路に魅せられる人が多いのも分かる気がした。また来よう、と心に誓って帰路に就いた。

高野山大学の力

1日目 栄福寺

2013年02月14日
今朝の高野山はこの冬一番の冷え込みだった。


2月9日(土)
新大阪9:20発のさくらで福山に向かう。福山駅前のバス停でこの日からの参加者が揃った。
田中雅一先生に名古屋大学大学院の森田剛光氏、京都大学大学院の武田龍樹氏、高野山大学大学院の梅原豪一氏、そして私の5人である。
10:45発の高速バス「しまなみライナー」でしまなみ海道を今治に向かった。福山―今治線は予約ができないので、ちょっと心配したが、問題なく座ることができた。正午過ぎに今治駅前に着き、駅前食堂で昼食を取ってから、タクシーで今日の目的地である栄福寺に向かった。

四国八十八ヵ所霊場第57番札所、真言宗栄福寺は、白川密成師の寺である。白川師は『ボクは坊さん。』(ミシマ社)の出版以来、活躍が顕著だから、ご存じの方も多いだろう。高野山大学では私のゼミだったが、実に手のかからない学生だった。

四国霊場に参拝するのは10数年ぶりのことである。もの珍しいので境内できょろきょろしていたら、いつの間にか白川師が側に来ていた。
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これは本堂脇に置いてある箱車。足の不自由な人がこれに乗って遍路していたが、栄福寺まで来て奇跡的に歩けるようになったので、これを奉納して帰った。まぎれもない実話であるという。

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研究会は、納経棟の横に立つ「演仏堂」というユニークな建物で行われた。発表は次の二つ。

 白川密成師「四国霊場24歳住職 10年を通してある僧侶の雑感ー過去と未来を見据えながらー」
 森田剛光氏「巡礼を地域社会の視点でみる―遍路研究とヒマラヤの聖地ムクティナートの比較から」

白川師には、若くして札所の住職になった人間が、これまで何をしてきたか、今何を考えているか、ということをざっくばらんにしゃべってもらった。こういう話をまさに彼のホームグラウンドで聞けたのは貴重だった。森田氏には、ネパールのカリガンダキ上流域のフィールドワークから、ムクティナート巡礼の現状を報告してもらった。森田氏にはぎりぎりになって声をかけたのに、きっちり準備してきてくれた。

予定では、その後、第58番札所の仙遊寺まで1区間だけ遍路道を歩くつもりだったが、時間が押して暗くなりかけていたため、諦めてタクシーで市街地に戻った。

密成さん、あかねさん、本当にお世話になりました。


研究ノート

うどん県

2013年02月12日
この連休、2泊3日で四国に行った。人文研の研究合宿のためである。1年前、高野山大円院で行った合宿と同じ趣旨のものだが、今回は1か所に留まるのではなく、瀬戸内に張り巡らされた道路・鉄道網を使って、愛媛県今治市と香川県坂出市を回るというダイナミックなものだった。

これを可能にしたのは、高野山と栄福寺(今治)、天皇寺(坂出)を結ぶ高野山大学コネクションである。両寺にはすっかりお世話になったが、やはり頼りになるのはこういう絆であることを再認識した。詳しくは次回以降に述べることとし、以下では写真を何枚かお目にかける。
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香川県の坂出駅前に立つモニュメント。背後の山は讃岐富士の美称を持つ飯野山。何を表現しているか分かるかな。

黄金の汁をまとって踊るうどんです。さすがうどん県。

さてお次は

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坂出市内の人気うどん店、日の出製麺所。本来製麺所であり、うどんを出すのは午前11:30から1時間だけとのこと。そういうこともあって、11時50分頃に行ったらすでにこの列。ゆうに300人は並んでいて、食べるのを諦めざるを得なかった。
高野山大学の力

ルチア・ドルチェ先生がやってくる!

2013年02月03日
来月上旬、ルチア・ドルチェ(Lucia Dolce)さんが人文研研究会の招きで来日し、講演会や研究会が開かれる。

ルチア・ドルチェさんはイタリア出身で、現在、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院のシニアレクチャラー。同学院の日本宗教研究センター長も務めている。専門は日本中世の宗教儀礼だが、その研究は日本の宗教全般にわたって幅広い。

主なスケジュールは次の通り。

1.公開講演会
Icons, Incense and Kôbô the Wonderworker: Images of Japanese Buddhism in Nineteenth-Century Britain
イコン、焼香、弘法大師―19世紀英国における日本仏教のイメージ―

日時:2013年3月8日(金)18時~20時
場所:京都大学人文科学研究所 本館4階 大会議室

主催:人文研 共同利用・共同研究拠点 公募研究プロジェクト「グローバル化する思想・宗教の重層的接触と人文学の可能性」

無料、来聴歓迎、事前申込み不要
*講演は英語で行われますが、日本語要旨が配布され、質疑応答は日本語でなされます。

2.研究会 in 高野山大学
タイトル「密教談話会:ルチア・ドルチェ先生を囲んで」
日時:2013年3月11日(月)15時~(時間が変わったのでご注意!)
場所:高野山大学 第2会議室

主催:上に同じ

要するに、京都から高野山にお連れするという趣向。2年9ヵ月に渡った人文研共同研究プロジェクトの仕事もこれをもって大団円を迎える。
ある大学教員の日常茶飯

ハードディスク

2013年02月02日
昨夜、院生・学生の有志諸君が私にハードディスクをプレゼントしてくれた。今年度も世話になったから、が理由だというが、多分、私が、「もしこのパソコンが壊れたら、これまで撮りためた画像があらかた消えてしまって取り返しがつかないな、ケケケ」などと言いながら、何もしないでいるのを見かねたのだろう。世話になっているのはむしろこっちの方だが、ハードディスクは有難くいただいた。

ある大学教員の日常茶飯
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