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絶不調

2012年05月30日
月曜日、さるプロジェクトの相談に私も同席、その後多少アルコールを摂取したが、つい気が大きくなって8月のある研究会での発表を約束するはめに。やはり、ご酒は、よろしくない。

ゲラを真っ赤っかに染める作業がまだ続いている。塗り絵は子供のころから得意だったので、さらさらさら……なわけ、ないでしょ。
全部、調べなおしている。おかげさまで、とても勉強になる。もちろんできた端から先方に送っている。しかし、アンドーさんから「6月の10日までにヨー、ゲンコー出してチョ」と別件を迫られているので、もう後がない。
ある大学教員の日常茶飯

不調

2012年05月28日
先週の水曜日、科研の分担者と研究協力者に集まってもらって、この夏の調査に関する打ち合わせ会議を開いた。

土曜日、1時から龍谷大学大宮学舎で開かれたK-GURSの研究会に遅れて顔を出す。遅れたのは、阪急を大宮で降りるところを寝過ごしたからで、どうせ遅れたのだからと、四条烏丸で昼食に讃岐うどんを食べた。

研究会はいつも通り得るところはあったが、暑かったせいか、肉体的というよりは精神的にまいって、倒れ込むように帰宅。そのまま休みたかったけれど、仕事が混みすぎているので、夜無理して御山に戻る。

翌日曜日も最悪のコンディション。何とか区切りをつけて、梵恩舎で休憩を取る。それから一度研究室に戻ったが、気合が入らないので、早めに曼荼羅荘に引き上げ、ビールをあおって寝る。

ある大学教員の日常茶飯

何とか見えた

2012年05月21日
何百年にいちど、などと言われると、やはり弱い。あわてて身支度を整えて表に出ると、G藤さんがすでに撮影体制に入っていた。

お天気は曇りだが、雲の流れは速く、時折、すでに食の進んだ太陽が顔をのぞかせる。これはいよいよ金環が拝めそうだと大学に行き、松下講堂前の広場でしばし観測した。もちろん、こんなことで大切な目を傷めてはならないので、先日長女から分けてもらった簡単な日食グラスを使う。

何とか見えた。

小学校の頃、校庭で日食を見た記憶があるが、あれはどうやったのだろう。下敷きをかざす程度で、結構無頓着だったのかもしれない。

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*黒い丸の中にかすかに見える赤っぽい点が、もう部分日食になってしまった太陽。
日下義眞氏撮影。

さて、密教研究会の学術大会が迫ってきた。今度の学術大会は、ほかのスケジュールとの関係で、開催が1か月ほど早い。





ある大学教員の日常茶飯

人文研アカデミー講演会など

2012年05月21日
昨日の日曜日は久しぶりに休みを取った。

午前中、ティアナちゃんをディーラーに連れていってスロットル・チャンバーの清掃と部品の取り換えをしてもらう。それから例年通りテリ吉をいなくま動物病院に連れていって血液検査の上フィラリアの予防薬をもらう。

午後は庭木の手入れ。いつのまにかツタがサツキや金木犀にからみついてジャングルのようになっている。ここらで一度ばさばさやっておかないと、今に手の施しようがなくなる。猫の額ほどの庭だが結構な仕事量であった。

金曜日の人文研アカデミー講演会は、10人くりゃいい方かなと思っていたら、何の何の、予想以上の人数が来て下さった。

なかでも礪波護先生がお見えになったのは大感激だった。礪波先生は文庫版の『評伝 河口慧海』に解説を書いてくださった方である。その際、お礼状は差し上げたが、直接お目にかかってお礼を申し上げる機会はなかった。
またK村先生が来て下さったのも驚きだった。チラシを見たから、と実に軽い乗りであった。積もる話はいろいろあったが、開会前で時間がなかった。

忘れてならないのは、T上、T村両氏とプラ・ヒデ・カンダッタ師という「熊楠勢」がきてくれたことである。彼らの我慢強さにもお礼を言わなければならない。

その晩は、H先生、M屋先生らと「おむらや」で軽く一杯やってから、コープイン京都に泊まった。ロケーションのいいところで、地下鉄と阪急の駅も近い。翌朝玄関を出ると、狭い通りを修学旅行生たちがうろうろしている。それだけ京都らしい雰囲気のところである。

土曜日、午前中1件用事を済ませてから、再び人文研に舞い戻り、2時から6時まで研究会をこなす。

発表は次の通り。

吉永進一氏「原坦山再考 仏教と生理学的心理学」
陳 継東氏「近代中国における進化論の批判―章炳麟と李春生の場合」

帰宅したのは晩の8時すぎ。さすがにちょっとくたびれた。
ある大学教員の日常茶飯

人文研アカデミー講演会

2012年05月11日
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 by アクティブKEI

人文研アカデミー2012 特別講演会
「1893年シカゴ万国宗教会議と日本仏教」

日時:
2012年5月18日(金)16:00~20:00
場所:
京都大学人文科学研究所本館・セミナー室1
講師:
奥山直司

無料・聴講歓迎・予約不要 

という次第。ちらしは、日本仏教代表団の写真にシカゴ万博のシンボルの大観覧車などをあしらったもの。アクティブKEIさんのおかげで、なかなかのものができた。あとは、中身だけである・・・・ 
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五浦みやげ

2012年05月08日
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U原君が茨城県の五浦(いづら)に行ってきたということで、こんな土産をくれた。
名付けて、六角堂キャンディ!!!

金太郎飴の六角堂バージョンだ。

五浦での行く先はもちろん六角堂と天心記念五浦美術館である。本物の六角堂は、去年の津波で流されてしまったが、今は立派に再建されているという。いつか行ってみたいと思う場所の一つである。

図録も見せてくれたが、その中に見覚えのある名前を見つけた。フランシス・ブリンクリー。ん、これはあのブリンクリーか、と調べてみたら、やっぱりそうだった。しめ、しめ。これは今書いている●●に3行ぐらい付け足すことができるぞ。
ある大学教員の日常茶飯

山籠もり 最終日

2012年05月06日
妙に首が凝るのでサロンパスを張った。原因は、仕事で根をつめたからではなく、寝床で文庫本を読んでいたせいのようだ。

『火車』は、途中から飛ばし読みにしていったら、まだ犯人が捕まらないのに、残りのページがどんどん少なくなる。はて、このままだと捕まった犯人をとっちめて真相を白状させる余裕がなくなるのだが、といぶかしく思いながらページをめくってゆき、あと数ページまで来たところで、「あっ」と思った。そういうことだったのか!

ラストシーンを何度も読み返す。この作家の力量にほとほと感心した。暇ができたらもう一度丁寧に読み返そう。
ある大学教員の日常茶飯

山籠もり7日目

2012年05月05日
大型連休も今日を入れてあと二日である。この連休はあまりお天気に恵まれなかったが、高野山は連日車と人であふれた。だがその賑わいもおそらくは今日までで、明日は少し静かになるだろう。

昨日は遅いランチを梵恩舎に食べに行った。
Sさんがバイトで入っていて、厨房内はフランス語と英語が飛び交っていた。「とにかく大学でないところで会いますね」アドレスを聞き出して、あとでダラムサラで会った時の写真を送っておいた。

こちらもあと二日で区切りを付けなければならない。月曜日を予備日と考えることもできるが、授業が始まってざわざわするので、とても休日のようにはやれない。
テーブルの上には本が百冊ほど積み上げられている。それにパソコンとプリンター。電子辞書に髭剃りにはさみにホチキスに…いったい何をしているのか。詳しくは言えないが、ずっと前に書いた原稿がゲラになったので、その直しをしているのである。それも結構な分量で、内容も神経を使うものが多い。

自分の書いたものではあるが、これだけ時間が経つと、他人が書いたものと変わらない。よく書けていると思うところもあるが、そうでないところもある。いったい何を根拠に書いたか忘れてしまったところもある。これをいちいち調べなおして、朱を入れる。やればやるほど校正紙が赤く染まってゆくが、現時点で納得できないうちは、とても手放すことができない。

ちょっと泣きを入れようかなとも思うけれど、5月18日には人文研アカデミー特別講演というたいそうな名前の講演会が入っていて、連休明けからはこれの準備にかからなければならない。

ある大学教員の日常茶飯

山籠もり5日目

2012年05月03日
昨夜遅く曼荼羅荘に帰って寝床で宮部みゆきの『火車』(新潮文庫)を読んでいたら、ちょっとやめられなくなり、電気スタンドを消したのは2時過ぎだった。

今回は気分転換のために文庫本を2冊持ってきた。ひとつは『火車』、もうひとつは東野圭吾の『容疑者Xの献身』(文春文庫)だ。『容疑者』はもう読んだが、かなり早いうちに最大の仕掛けがうすうすわかってしまった。『火車』はこれからというところ。

昨日久しぶりにグーグルアースをいじくってみて、その進化に驚いた。ストリートビューの使い勝手が格段によくなっている。場所によっては、かなり狭い道まで入ることができる。ためしに、タ・タイチョーの家の前まで行ってみたが、郵便受けに手が届きそうだった。

こういうことを可能にするために特殊なカメラを積んだ車が、日本中、いや世界のあちらこちらを走り回っているのだろう。いったいそれが何になる、とは言わないでおく。今ネット上を賑わせているいろいろなものがどんどん合わさって、予想もつかないような状況を作り出してゆくのではないかという気がするから。

ある大学教員の日常茶飯

山籠もり4日目―酒を断つ

2012年05月02日
徐々に調子が上がってきたような気がする。ともかく、これだけまとめて時間が取れるのは久しぶりだ。期限が迫っているから苦しいことは苦しいが、贅沢と言えば、これほどの贅沢もまたない。

仕事の能率を上げるためにお酒を止めた。おかげで夜までやってもさほど疲れない。最近、酒を飲むと神経の接続がおかしくなるのか、思ってもいないことを口走ったり、翌朝心身が絶不調に陥り、かけなくてもよい電話をかけたりしていた。これがもう少し進むと、私も、熊楠のように乱暴狼藉を働くかもしれない。

1910年8月21日、熊楠は田辺中学で開かれていた紀伊教育会主催の夏期講習会に酒に酔って乱入し、菌類標本が入った信玄袋を投げつけるなどしたため、翌日から警察に拘留された。神社合祀反対運動にまい進する中で起こした直接行動であった。彼は17日間の拘留のあと、結局免訴となって釈放されるが、その理由は次のようなものであった。

「当時飲酒ノ為メ中酒症ニ罹リ精神状態ニ障礙ヲ来シ居リタルモノニシテ刑法上責任能力ヲ有セシモノト認ムベキ証憑充分ナラズ」(『南方熊楠大事典』p.285、「集会乱入と拘留」、田村義也氏執筆)

酒を飲んで「中酒症」にかかっていたため責任能力があったかどうかはっきりしない、というのである。法律まで飲酒に寛容な時代だったのだろうか。今ではとてもこうはゆくまい。

考えてみれば、私もお勉強がちゃんとできるのは、せいぜいあと10年である。詩人でもないので、酔っぱらってばかりいたら仕事にならない。頭がクリヤーな時間をできるだけ多く持とうと思う。

昨夜メールで『南方熊楠大事典』についての覚書を送付した。6日の合評会に出られる見込みがいよいよなくなったからである。残念至極だが、これを出席に替えることにしたい。

今日は小雨である。室内にばかりいるとはいえ、やはりからっと晴れあがってくれた方が気分はいい。



ある大学教員の日常茶飯
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