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デリー、ラディソン・ホテル

2012年03月30日
ダラムサラから戻って以来、公私にわたってかなりどたばたしたが、やっと机につける状況になった。

さて、3月16日、卒業式を終えて御山を下り、17日午後に伊丹から成田に飛んだ。1年前の3月12日には伊丹―成田のJAL便が欠航になったことを想いだす。

成田のホテルに1泊し、翌18日JAL749便でデリーに飛ぶ。日本とインドの時差は3時間半。成田―デリー間は9時間半の道のりだ。

映画を次々と見てしまう。「ステキな金縛り」「ファミリー・ツリー」「モーガン・フリーマンの生命・宇宙」「シャーロック・ホームズ」。「ファミリー・ツリー」(原題:The Descendants、日本ではまだ公開されていない)は、「ツリー・オブ・ライフ」と勘違いして視始めたのだが、なかなかおもしろかった。一言で言えば、ジョージ・クルーニーのしぶい魅力。「ホームズ」は、シャーロック・ホームズといえばジェレミー・ブレットと決めてかかっていた私には、とても新鮮だった。

そうこうしているうちに飛行機はマンダレー上空を過ぎ、ダッカ上空を過ぎる。現地時間18:03、デリーのインディラ・ガンディー国際空港に無事着陸。気温は摂氏32度と報告された。

入国に関わる手続きをすべて済ませ、一行7人は迎えの車に分乗して、空港近くのラディソン・ホテルに向かった。なかなかのホテルで、われわれが泊まったのは1泊11800ルピーもする豪華な部屋だった。これはホテルのレートで21000円にも相当する。普段1000ルピーでも高いと文句を言っている私には異例のことだが、なにしろ今回は御上人さまたちのお供だから仕方がない。
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*枕元に聖書と並べてヒンドゥー教の聖典『バガヴァッドギーター』が置いてあるのがいかにもインドらしい。

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*向かって左がアルジュナ王子、右が御者のクリシュナ。おなじみクル・クシェートラでの合戦の場面だ。

フィールドワークの記録

ダラムサラ

2012年03月24日
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やって来ました、ダラムサラ。ツクラカン(仏殿)でのマニ講に集う人々。

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ヒマラヤの支脈ダウラダールおろしの風に翩翻とひるがえる「雪山獅子旗」。

*明日からちょっと東北に出かけるので、訪問記は火曜日から。
フィールドワークの記録

象のネクタイ

2012年03月16日
今日は卒業式である。まだ風は冷たいが、ウグイスの鳴き声も聞こえる。

そこで春らしくこのネクタイで決めることにした。

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(タイ・シルク製)


(K本君、ほら、象だよ、象… われながらこりゃしつこいか)

さて、明日の午後、伊丹から成田に飛んで1泊し、明後日に成田からデリーに飛ぶ。帰国は23日だからダラムサラ滞在はとても短いが、その間に法王様はじめいろいろな人々に面会する予定になっている。

Mさんにはダラムサラ情報をいただいたが、日程が混んでいて多分その通りには行動できない。御礼だけ述べておきたい。

                  
ある大学教員の日常茶飯

ダライ・ラマ法王講演の映像

2012年03月09日
必要があって、ここ数日の間に、昨年のダライ・ラマ法王の講演のビデオ10数時間分をすべて見直した。

それはそれで大変結構なものだったが、ところどころに私が出ているのには参った。私は自分の文章を読むのは大好きだが、録音で自分がしゃべっているのを聴くのは大嫌いだ。まして、動いたりしゃべったりしている映像なんぞ金輪際見たくない。

というわけで、拷問に耐えるような時間を過ごした。終わっての感想は、

1.どこかでアナウンスの訓練を受けておくべきだった。不覚。
2.頭頂部が知らないうちに薄くなっている。無常。

やっぱりろくなことがない。


ある大学教員の日常茶飯

ダラムサラへ

2012年03月08日
来週末から、北インドのダラムサラへでかける。高野山からの訪問団に加わって、ダライ・ラマ法王にお目通りするとともに、チベットの伝統建築の調査をするためだ。

その前に片付けておかなければならない大切な仕事があるので、ここ一週間ほどかかりきりになっている。

日曜日には花巻市博物館に調査にでかける。3月11日は奇しくも東北で迎えるわけだ。





ある大学教員の日常茶飯

宮本輝『錦繍』(新潮文庫)

2012年03月06日
「前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした」

蔵王もドッコ沼もゴンドラ・リフトも山形市に生まれた者にはお馴染みのものだから、それだけでもこの作品を読む十分な理由になるはずなのに、私はとても長い間、書店で見かけるたびに、冒頭のこの一文を読むと本を閉じ、そっと書棚に戻すことを繰り返してきた。それがなぜかは自分でもよく分からない。どうせいつかは読むのだから、今はまだいい、といった心境だったかもしれない。

それが、山形駅前の本屋で何のためらいもなく買ってしまったのは、その時の私が、あることで非常なストレスを感じていたからだと思う。この気分を大阪まで引きずってゆくのは堪らない。

山形新幹線の座席に座ってすぐに読み始め、読み終わったのは東海道新幹線の車中だった。

冒頭から最後の一行まで、ロマネスクの鐘が鳴りやまない。読み終わってすぐに二回目が読みたくなった。東北から戻って数日の間、本書の内容を反芻するうちに何かが分かったような気がした。この感覚をだいじにして、既読のものを含めて宮本作品を読んでみたい。例えば、『星宿海への道』は、数年前に読んで手が込みすぎていると感じたが、今なら多分違う読み方ができるだろう。



読書ノート
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