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南方熊楠シンポジウム

2011年10月03日
和歌山県から、明治大学で開かれる「南方熊楠シンポジウム」に来賓として招待する、という通知をもらったので、行ってみる気になった。受け付けで首からかけてもらった名札には「VIP/関係者」とある。VIPと関係者では大分違うし、だいいちこれはちょっと気恥ずかしいと思いながら、席に着いたら、同じ列の端に荒俣宏氏が座っておられた。こうやってのこのこ出てきたのは、熊楠を考えるための大きな構図が欲しいからで、荒俣氏や中村桂子氏がどう見ているかに興味があった。

全体のテーマは「南方熊楠のエコロジー思想とは何か?」
プログラムは、
基調講演:荒俣宏「熊楠とエコロジーの物語」
講演:中村桂子「生命誌の世界と熊楠」
井川憲明「熊楠のエコロジー思想」
黒田大三郎「熊楠の愛した”生物多様性の宝庫―熊野”」

座談会「紀州的エコロジーのススメ」
荒俣、中村、井川、黒田の諸氏+仁坂吉伸和歌山県知事

まず荒俣氏の基調講演がなかなか勉強になった。中村氏の話も同様。井川氏は情熱、黒田氏は情報。座談会は混沌とした内容になったが、知事がよく話されたのがよかったと思う。

同時に「熊楠と熊野」の展示があり、「熊楠KUMAGUSU」という未完の映画が特別上映された。展示では熊楠のデスマスクのオリジナル(個人蔵)が本邦初公開。映画は、主演の町田康が那智山中の岩のごつごつした渓流をかなりのスピードで降りてくるところが印象に残った。何気ないショットにも見えるが、身体をはった演技である。大阪屋の宴会でほぼ全裸で踊り狂うシーンも見ものといえば見ものだが、これを見たせいか、その晩の打ち上げで飲みすぎて翌朝がしんどかった。
スタッフは、南方熊楠顕彰館がそっくり引っ越してきたような感じだった。
研究ノート
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